心のなかの冷たい何か SOMETHING COLD IN MY HEART No.349

1991年に1,850円か。買ってたら、消化不良でむかついただろうな。図書館で借りて読むから、「うーん」と唸って終わり。1 部のラストなんか良くできてたと思う。ただ、1部を描きすぎちゃって2部にすんなり入っていけないようなところはある。主人公は誰だ ?(02/08/14)

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若竹 七海

創元クライム・クラブ(東京創元社) 単行本 1991年10月25日初版 1,796円 装画 豊泉朝子 装幀 小倉敏夫

『ぼくのミステリな日常』で衝撃的なデビューを飾った著者の初長編! 「社内に観察者がいる」という謎めいた言葉を遺し、 自殺未 遂した友人。 鬼気迫る手記に慄然としながら、 敢然と真相を追うヒロインの孤独な戦い。(帯)

作者と同名の主人公。先に『スクランブル』を読んでいるので、あれ〜?ラビの友人として若竹七海は登場してないぞぉ。とは思う。夏見 =若竹なところがある。『ぼくのミステリな日常』では、別々の二人として登場するが。##第1章2からが、実は妙子の物語なんだが、若竹の物語かのように錯覚させられる。##そういう工夫は面白いが 、もし自分で書いたら、##瀬沼と五十嵐を一人にするだろうな。実は、自殺未遂者が二人いました。という設定 においては、敵役は一人のほうがすっきりするような気がする。##とにかく、関係あるのかないのかわかんないようなエピソード が多発し、ごちゃごちゃしている。主人公の歳を考えるとリアルなんだろうか?bk1、Amazonとも表紙イメージなし。確かに後世 に残る傑作とは言えないかも…。


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2004/09/23更新