依頼人は死んだ No.20
収録作品 冬の物語/濃紺の悪魔 春の物語/詩人の死 夏の物語/たぶん、暑かったから 秋の物語/鉄格子の女 ふたた び冬の物語/アヴィ・マリア ふたたび春の物語/依頼人は死んだ ふたたび夏の物語/女探偵の夏休み ふたたび秋の物語/わた しの調査に手加減はない 三度目の冬の物語/都合のいい地獄
謎の人物が最後まで謎。あぅーーーーーー。すっきりしないのはちと苦手だー。9つの短編連作形式で、謎の人物が時々現れる。それに しても、先が読めないので、おもしろい!最終話はちょっと、謎解きとは離れていてどーなったんだー結局!な終末(01/02/16)
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若竹 七海 1963年東京生まれ。立教大学文学部卒。1 991年に「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。作者と同名の探偵役が活躍する凝った構成の連作短篇集で、一躍注目を浴びた。日 常の生活に潜む人間の悪意に対するかわいた視線を持ちながら、決して重苦しくならない洒落たセンスがその作品空間には常に漂っている 。著書に「心のなかの冷たい何か」「火天風神」「サンタクロースのせいにしよう」「プレゼント」「海神ネプチューンの晩餐」「スクラ ンブル」「八月の降霊会」「ヴィラ・マグノリアの殺人」「遺品」「名探偵は密航中」などがある。
文藝春秋 単行本 2000年5月30日第1刷 1,762円 装幀 大久保明子 装画 杉田比呂美
わたしの調査に手加減はない 女探偵・葉村晶のもとに持ちこまれる様々な事件。 例えば、市役所から突然送られてきたガンの通知… …。 その真相はいつも少し切なく、少しこわい。 あざやかなどんでん返しをあなたは見破れますか?(帯)
わたしはもうすぐ二十九になる。 無能とまでは思わないが、有能というほどでもない。 不細工とは思わないが、平凡な容貌だ。 セ ールスポイントは貧乏を楽しめること。口が堅いこと。体力があること。 百人いれば、そのうちの三十人くらいにあてはまりそうな売り 文句だ。(帯)
葉村晶が探偵稼業に落ち着こうとして
いる。##最後に死にそーな、葉村の姉、珠洲が自殺ぅ?誰かに恨まれて刺された。じゃなくて?西澤保彦のタッ
クのおばさんや母親みたいなタイプだと思ったんだけど。##で、結局、彼は何者だったわけ?
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2004/09/23更新