遺品 No.461

ついに、というほどでもないけど、ホラー文庫。「あんまりホラーじゃなかったよ、若竹節で。」というこびとのことばに励まされて? 読み始めた。うーん。ホラー。ただ、ホラーの中にも謎があって、事件が進むにつれて謎解きがなされる。あたりは、ホラー推理。怪奇推 理。とかそんな感じか?(03/01/19)

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若竹 七海  1963年、東京都生まれ。91年『ぼくのミ ステリな日常』でデビュー、注目を浴びる。主な著作に『スクランブル』『八月の降霊会』『ヴィラ・マグノリアの殺人』などがある。

角川ホラー文庫 H 68−1(角川書店)11298 文庫 平成11年12月10日初版・平成13年1月20日4版 648円  カバー 田島照久(thesedays) カバー 暁印刷 中島美弥

金沢市郊外、銀鱗荘(ぎんりんそう)ホテルに眠っていた今は亡き女優・曾根繭子(まゆこ)にまつわるコレクション。その公開作業が進められる中、明らかになったのは、コレクションを 収集した大林一郎の繭子への異常なまでの執着。繭子の使った割り箸、繭子の下着、繭子の……狂気的な品々に誘われ、やがてホテルには 、繭子が書き残した戯曲を実演するかのような奇怪な出来事が次々と起こる。それは確実に終幕に向かって――。 書下ろし本格長編ホラ ー。(裏表紙)

ホラー文庫でも、やっぱり、葉崎市は 関わるようです。舞台としてでなく、主人公の出身地として。ところで、『閉ざされた夏』でも、主人公が 学芸員だったよな。若竹さんも、その道を志したことがあるのかな。##閉ざされた空間?へ行ってしまった繭子 と主人公。どうやら歳をとらないらしいけど…。##うー。ホラー。関係ないけど、金沢って車で走りにくい街 だ。


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2004/09/23更新