神のロジック 人間ひとのマジック Logic of God is Magic of Human No.631

途中までは楽しく読んだんだけど、設定が突飛は突飛だけど、重〜い方向なので、最後が哀し〜い。ずーん。地下三階くらい。映画にし たらいけるんじゃないかなぁ。上手に撮れよ。特にユガミのシーン。という感じで。でも、映画にしては、ここがクライマックス〜!!! ってのが、わかりにくいか。どうだろう。(03/08/31)

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西澤 保彦

本格ミステリ・マスターズ(文藝春秋) 単行本 2003年5月30日第1刷 1,762円 写真 大嶽恵一 装丁 京極夏彦wi th Fisco 書き下ろし 「疎外感と「アメリカ」――西澤保彦論」 円堂都司昭 「西澤保彦スペシャル・インタビュー」 聞き 手・円堂都司昭 見取り図制作・岡本倫幸

生徒はたったの6名で、実習の中味は犯人当て。アメリカ南部とおぼしき荒野のただ中にある謎の<学校>。やがて1人の新入生が<学 校>にひそむ“邪悪なモノ”を目覚めさせてしまう! 学校(ファシリティ)では何を教えてくれる の?(帯)

登場人物が、それぞれに学校の謎と折 り合いをつけてゆく様子がおもしろい。考えようだなぁ。ところで、##記憶とは人生なのか?そして、彼らの人 生は、記憶を失ったが故に失われたのか?##キャンディーバーとポテトチップスの自販機。うーん。大学にもある。で、毎日ポテ トチップスを買って太ったりしたのだ。あぁ。そういえば、『猪苗代マジック』の表紙がいつもと 違う。ってのは、作品のシリーズ性より、本格ミステリ・マスターズとしての共通性を表紙では重視したためらしい。同じ写真家、同じ装 丁者だ。タイトルは…偶然だね。でも、『虹の家のアリス』は写真家と装丁者をメモしてないけど 、表紙画像からして同じでしょう。構成も、作品、作家論、インタビュー、著作リストとなっている。哀しいことに、何を失っても、人を 愛するという言い方が正確でなければ恋(乞)うる気持ちは失えないなんて哀しい。そっちのが楽そうなのに。


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2004/09/12更新