工作少年の日々 UNdER CONSTRUCTiON FOREVER No.957

収録作品  散らかしの法則  不器用と不得意  憧れの工具  洗濯機の排水と粗大ゴミ  ワープロ航法  トンネル工事  工 作スペース  工作と健康  工作材料の備蓄  僕の小説の書き方  忙しさとは  適材適所  時間の使い方  設計図どおりにい くか  模型屋慕情  飛行機の証明  線路が好き  小説という工作

初の連載エッセイだそうです。日記は連載エッセイじゃないんだ…。だいたい工作と自分なエッセイでした。ポンプのつまりと日本政府 の話は大爆笑。まぁ、淡々とおもしろかったです。(05/04/19)

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森 博嗣  1957年愛知県生まれ。工学博士。1996年、某国立大学の工学部助 教授を務める傍ら『すべてがFになる』で作家でビュー。著書に、『女王の百年密室』『臨機応答・変問自在 1・2』『墜ちていく僕た ち』『奥様はネットワーカ』『探偵伯爵と僕』『ナ・バ・テア』など。

集英社 単行本 2004年7月30日第1刷発行 本体1,500円+税 装画 森博嗣 本文イラスト・写真 森博嗣 装丁・本文 レイアウト 松田行正

工作系ミステリィ作家の華麗なる(?)生活と意見。 目からウロコの、ユニークな森語録。初の連載エッセイ、堂々の単行本化(帯 )

この数年は小説を書いているけれど、そもそも僕は小説書きではない。絵も音楽もやったが、文章だけには手を出さなかった。子供のと きから国語が一番不得意だったし、今でもそれは変わらない。「何が得意ですか?」ときかれたとき、とても困るのだ。特に何かが得意だ と思ったことはない。強いて挙げるならば、ヨーヨーが少し自信がある程度。だが、誇れるほどではない。自分より上手い奴は沢山いるだ ろう。ただ、小学校の科目の中では図画工作が一番好きだった。ものを作ることは僕の一生のテーマといっても良い。小説の執筆も、いろ いろ試している工作の一環でしかない。………本文より。(帯)


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2005/04/20更新