スウェーデン館の謎 No.124
251ページでやっとトリックがわかった。犯人は、登場した瞬間から、「うーん。多分、この人、犯人。」と、推測されちゃうんだけ ど。なんでだ???火村さんが「おじさんに話してごらん」というのが笑えた。そーか。おじさんか。助教授だもんなぁ。「ロシア紅茶の 謎」を漫画で読んだとき、やたらかっこよく描かれていたので、どーもそのイメージが抜けない。(01/11/14)
有栖川 有栖のページへ 作品名順一覧 すへ 読書日誌へ bk1 amazon
有栖川 有栖 1959年大阪市生まれ。同志社大学法学部 卒業。在学中は同大推理小説研究会に所属。89年に『月光ゲーム』で鮮烈でビューを飾る。最新刊は『海のある奈良に死す』(双葉社刊 )。小社ノベルスには『マジックミラー』『46番目の密室』、国名シリーズ第1弾の『ロシア紅茶の謎』がある。本書は、同シリーズ待 望の第2弾である。(裏表紙見返し) 著者のことば 国名シリーズ第2弾は長編になってしまいました。 スウェーデン館にご招待しま す。この館には種も仕掛けもないはずなのに、不可解な事件が起きてしまうのです。作中の有栖川有栖と同じようにあなたも悩んでくださ ることを期待します。 このパズルは簡単そうで解けない、と。(見返し)
〈国名シリーズ第2弾〉 講談社ノベルス アL−04(講談社) 新書 1995年5月8日第1刷・1996年12月5日第7刷 757円 ブックデザイン 熊谷博人 カバーデザイン 辰巳四郎 1998年5月講談社文庫(bk1 amazon)刊行
〈国名シリーズ〉第2弾登場! 有栖川・火村の絶妙コンビ、ついに犯人の足跡がない殺人事件に遭遇!(巻末の最新刊案内)
ミステリ作家・有栖川有栖(ありすがわありす)が取材で訪れた雪深い裏磐梯(うらばんだい)には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。彼は珍客として歓待される が、深い悲しみを湛(たた)えた殺人事件に遭遇する――。有栖と犯罪臨床学者・火村英生(ひむらひでお)の絶妙コンビが、足跡のない殺人事件に挑戦! 大好評〈国名シリーズ〉の第2弾!(裏 表紙)
舞台となる館の近辺にある(らしい)
五色沼。以前から一度行ってみたいと思いつつ果たせていない。作中に出てくる、川から水を汲むパズル、解けませんでした。表紙を飾っ
ているのが、外国人女性らしきイラスト。なんだけど、美女らしく見えないので、作中、ヴェロニカがどんなに賞賛されていても、ちょっ
と、想像の翼が飛びにくかった。後姿にでもなってれば良かったんだとは思うけど。さて。雪の山荘。密室。長編向きテーマ?短編ではあ
まり感じる機会がなかったけど、『海のある奈良に死す』『ダリの繭』な
んかにもあるが、意外とアリスの旅行(取材?)で観光地めぐりみたいなこともしてみせてくれる。bk1は表紙画像なし
。
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2004/09/25更新