ダリの繭 No.131
泣かないカナリアを預かるエピソードとラストになんとなく覚えがあるし、こびとに「それって読んだことあるんじゃない?」って言わ れたので、おそらくこれも再読。でも、事件そのものはぜーんぜん記憶から漏れてる。ダリ(本家)好きだから、こんなタイトルの本があ ったら間違いなく読んでるけどな。犯行の動機が意外でした。(01/11/18)
有栖川 有栖のページへ 作品名順一覧 たへ 読書日誌へ bk1 amazon
有栖川 有栖 一九五九年大阪生まれ。同志社大学法学部卒 。大学在学中には推理小説研究会に所属。八九年『月光ゲーム』で衝撃のデビューを果たす。現在は書店勤務の傍ら、本格ミステリーの旗 手として幅広い創作活動を行っている。主な著書に『孤島パズル』『双頭の悪魔』他。
角川ミステリーコンペティション あ 26−1(角川書店)9219 文庫 平成5年12月10日初版 660円 Art Dir ection 長友啓典 Design 池田進吾+K2 Symbol Mark 黒田征太郎 Illustrarion 開楽智治 カバー 厚徳社 1999年1月新版(bk1 amazon)刊行
幻想を愛し、奇行で知られたシュールリアリズムの巨人―サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けたこの天才の心酔者で知られる宝 石チェーン社長が神戸の別荘で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであ ったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が……!?事件解決に立ち上がった推理作家・有栖川有栖(ありすがわありす)と犯罪社会学者・火村英生(ひむらひでお)が難解なダ イイングメッセージに挑む! ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。(裏表紙)
いやあ。この、「フロートカプセル」
ためしてみたいなー。ダリ好きなので、まずタイトルに惹かれた作品だ。スペインが生んだ巨匠、ダリとピカソ。女性に対しては対照的だ
ったそうで、ダリは、偏執的に妻を崇めた。と言われてるけど。さて、『ダリの繭』のダリ髭親父はいかに。かにかに。ラストで、アリス
が##隣人の真野さんをお茶に誘っている。おぉ!新たな展開か!?##と、思わせて?次作で登場しない
のは何故だ。いいと思うんだけど。bk1は表紙画像なし。
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2004/09/25更新