出雲信仰殺人事件 Eight Serpents No.259

10年位前に初詣に出雲大社にいったなぁ。ただし、4日くらいにだけど。神社自体は良く覚えてない。鳥居がでかかったのと、神社か らの景色が良かったことくらい。ハブについて、いろいろためになった。ところで、この水沢めぐみさんってゆー、登場人物、けっこう重 要な役どころなんだけど、どーも行動が突拍子もないような。日本神話を研究したから信心深いって短絡的な気がするケド 。(02/05/10)

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吉村 達也  一九五二年東京生まれ。ニッポン放送ディレク ター、編成部プロデューサ―から扶桑社の書籍編集長を経て九〇年に専業の作家に。十五年近い会社勤めの経験は、独特のタッチをもった 短編ミステリーの世界にフルに活かされている。長編ミステリーとホラーの多彩な作品群については、本文巻末リストをごらんください 。

角川文庫 よ 10−15(角川書店)10147 文庫 平成8年9月25日初版 544円 カバーデザイン 亀海昌次 ミニ取材 ノート 出雲大社の初詣 カバー 暁印刷 平成5年3月カドカワノベルズとして刊行(bk1 amazon) 2003年4月徳間文 庫として刊行(bk1 amazon

東京・高層ホテル 出雲・伊佐の浜 鳥取・白兎海岸(表紙)

ハブに睨まれた刑事たちは硬直した。都心の高層ホテルの一室に死体がひとつ、毒蛇が八匹!日本神話のヤマタノオロチ伝説を連想させ る衝撃の毒殺事件がすべてのはじまりだった……。朝比奈耕作の友人で転職マニアの平田均がスカウトされたのは、出雲大社のおんぼろ旅 館。その改装大作戦の責任者に任命されたが、除夜の鐘の音も耳に残る元旦未明、泊り客の男が近くの砂浜で変死をとげる。死体のそばに は、またもヘビ! 平田は応援を求めて朝比奈を出雲へ呼び寄せるが、そこで第三の殺人が。こんどの犠牲者は因幡の白ウサギ状態。つま り……。(裏表紙)

惨劇の村5部作のサイドストーリーみ たいなもん?で、角川から出てる。その仕分け方法は良くわからんけど。『月影村の惨劇』のラストが 挿入されていたり、5部作との時間的な関係などが作中に示されている。いやいや。平田君もタイヘンだったのだよ。みたいな。ハブに関 する記述ではちらっと宝島へ繋がるわけですね。この著者の取材の回収率って良さそう。表紙では、大社の注連縄のみが写っているので、 その大きさが実感しにくいけど、巻末の取材旅ノートに、その注連縄の下に立つ著者。の写真を見ると、その大きさがよぉ〜くわかる。巨 大。


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2005/03/08更新