春期限定いちごタルト事件　THE SPECIAL STRAWBERRY TART CASE　Ｎｏ．８７３

うーん。書き下ろしで、春の話なのに、何故いま刊行なんだろう。春に読んだ方が盛り上がったような気がする。町中にこの世界の中と 似たようなふわふわ感が漂ってるだろうし。小鳩君と小山内さんがどうして互恵関係に至ったのかきっと事件があると思うんだろうけど、 知りたいぞう。連作というのか、１話ごとに独立しているようで、ちゃんと最終話（章？）につながっていくというなかなかおもしろい構 成でした。(04/12/31)

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米澤　穂信　　１９７８年岐阜県生まれ。２００１年、『氷菓 』で第５回角川学園小説大賞奨励賞（ヤングミステリー＆ホラー部門）を受賞しデビュー。青春小説としての魅力と謎解きの面白さを兼ね 備えた作風で注目される。他の著作に『さよなら妖精』『愚者のエンドロール』がある。

創元推理文庫　Ｍ　よ　１　１（東京創元社）　文庫　２００４年１２月２４日初版　本体５８０円＋税　Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｉｏｎ　 片山若子　Ｃｏｖｅｒ　Ｄｅｓｉｇｎ　岩郷重力＋ＷＯＮＤＥＲ　ＷＯＲＫＺ。　解説　極楽トンボ

特別書き下ろし作品　そしていつか掴（Ｋａｉｊｕ注：原文は手偏に國）むんだ、あの小市民の 星を。　小市民を目指す小鳩君と小山内さんのコミカル探偵物語　『さよなら妖精』の米澤穂信が放つ待望の新作ミステリ（帯）

小鳩くんと小山内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小 市民を目指す。それなのに二人の前には頻繁に奇妙な謎が現れる。消えたポシェット、意味不明の二枚の絵、おいしいココアの謎、テスト 中に割れたガラス瓶。名探偵面をして目立ちたくないというのに、気がつけば謎を解く必要に迫られてしまう小鳩くんは果たして小市民の 星を掴（Ｋａｉｊｕ注：原文は手偏に國）み取ることができるのか？『さよなら妖精』著者が新たに 放つ、コメディ・タッチのライトなミステリ。（ｐ１）

小鳩君と小山内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市 民を目指す。それなのに二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小 鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴（Ｋａｉｊｕ注：原文は手偏に國）み取ることができるのか？ 文庫書き下ろし。（裏表紙）

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2005/01/03更新