火天風神 KATENFUJIN No.70
最大瞬間風速88メートルの大型台風に直撃されて、孤立するリゾートマンション。そこで起こる火災。章の名前のつけかたが凝ってい て、しかも、台風のことが説明されていて、そういう意味でも面白い。フラッシュ・オーバーでは、「バックドラフト」見たんで、「あ゛ ぁーー。やめろーやめるんだぁーーーーー。」と、叫びたくなった・・・。「台風をひれ伏せさせることなど、どんなに科学が発達しても 不可能だ。だからといって、ひとがただひれ伏す必要なんて、ない。」この本が国語の教科書だったら、この段落を主題文に選ぶな。きっ と。(01/08/28)
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若竹 七海 1963年東京生れ。立教大学文学部史学科卒 業。’91年『ぼくのミステリな日常』でデビュー、逢坂剛氏の絶賛を浴びる。著書に『心のなかの冷たい何か』『サンタクロースのせい にしよう』『八月の降霊会』『名探偵は密航中』『依頼人は死んだ』等がある。
新潮文庫 わ 5 2(新潮社)6460 文庫 平成12年5月1日発行 705円 カバー写真 (株)アイ・ピー・エス 解説 千街晶之 カバー印刷 錦明印刷 デザイン 新潮社装幀室 平成6年10月新潮社より刊行(bk1 amazon)
誰か助けて、誰か……未曾有の大型台風が上陸、外界と隔絶されたリゾートマンションを炎が襲う! 驚天動地のパニックサスペンス。 (巻末の最新刊案内)
最大瞬間風速88メートル、未だかつて日本が経験したことのない大型台風が三浦半島を直撃した。電話も電気も不通、陸路も遮断され 、孤立したリゾートマンション。猛る風と迸る雨は、心に台風の眼のごとき空白を抱える滞在客を見境なく襲う。立て続けに訪れる極限の 恐怖。そして炎までも、彼らを舐め尽くすべく身じろぎを始めた――若竹ミステリの分岐点となった大パニックサスペンス。(裏表紙 )
風神って風の神様風邪引いた〜♪の風
神だよね。火天って何?火事が起こる原因が奮っております。くれぐれも火の始末には用心しなくては。うんうん。ところで、KATENFUJIN
って書くと夫人に勝てない。みたいですね。ふと。
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2004/09/23更新