殺人現場はその手の中に 天才・龍之介がゆく! No.944
収録作品 瞳の中の死の予告 アリバイの中のアルファベット 死角の中のクリスタル 溝の中の遠い殺意 ページの中の殺 人現場
なんと、いきなり、光章が秋田へ転勤。なんで秋田…。一応、光章が主人公で、龍之介が探偵なんだろうか。というわけで、光章目線で 事件は進行。でも、謎解きは秋田にきていたり、東京から電話でやりとりする龍之介。事件と謎解きもおもしろかったけど、今回は本にち ょっとした趣向がこらしてあるのがまた、おもしろかった。これ、後で何になるんだろー。と想像しながら読むのもまた一興 。(05/03/21)
柄刀 一のページへ 作品名順一覧 さへ 読書日誌へ bk1 amazon
柄刀 一 第8回鮎川哲也賞の最終候補作『3000年の密 室』で一九九八年デビュー。「美しい本格」と有栖川有栖氏に激賞される。『ifの迷宮』では宮部みゆき氏が「大傑作!」と絶賛。新作 発表のたびにミステリー・ファンを興奮させる著者が生み出した名探偵が、本シリーズで活躍する。癒( いや)し系≠フ天才・天地龍之介(あまちりゅうのすけ)である。網膜に焼き付いた死 の文字の謎、クリスタルグラス盗難に潜(ひそ)む死角=A古いレコードに録音された殺意――。 一筋縄ではいかない難事件を、博覧強記の知識で鮮やかに解決するその推理には、きっと知的好奇心を刺激されるだろう。著書に『fの魔 弾』『御手洗潔(みたらいきよし)対シャーロック・ホームズ』など。一九五九年、北海道生まれ。 (裏表紙見返し) <著者のことば>ミステリー小説における殺人現場は、もちろん小説世界の中にあります。しかし、「その本」が実 際に、現実の殺人現場へ誘(いざな)うとしたら……。 (見返し)
本格痛快ミステリー ノン・ノベル(祥伝社)N−791 新書 平成17年2月20日初版第1刷発行 本体838円+税 カバー& 本文イラスト 緒方剛志 装幀 中原達治
初出 『小説NON』 1章 瞳の中の死の予告(2003年12月号) 2章 アリバイの中のアルファベット(2004 年3月号) 3章 死角の中のクリスタル(2004年6月号) 4章 溝の中の遠い殺意(2004年9月号) 書下ろし 5 章 ページの中の殺人現場
本格痛快ミステリー ページに残った血痕が真相を暴く!? お惚(とぼ)けでも名探偵、龍之 介の推理は?(巻末の最新刊案内)(帯)
IQ一九〇の超天才…の割にはちょっと惚(とぼ)けた名探偵天地龍之介(あまちりゅうのすけ)。学習プレイランド′嚼ンのため、協力を求めて訪れた科学研究所で、一冊の本から血痕が 見つかった。半年前に失踪、その後他殺体で発見された所員・安場(やすば)の血液だった。本の著 者は安場が激しく対立していた人物。被害者のメッセージなのか? しかし失踪当時、まだその本は出来あがっていなかったのだ。いつ、 どのように血痕は付着したのか? 事件発生の時間と場所をめぐる謎。奇妙な事件に、龍之介の高速頭脳がフル回転!(裏表紙 )
いきなり。と思ったけど、2作読み飛
ばしてた。どうりで、転勤が唐突だった。と言ってももしかして、続けて読んでいても唐突だったかも。だけど。
著者名順一覧 つ
2005/03/27更新