虹の天象儀 No.202
感情と生体に関する記述がおもしろい。プラネタリウムの投影機に関する記述はちょっと難解だったけど。あ。「パラサイト・イヴ」を 書いた人か。なーるほど。って、「パラサイト・イヴ」は読んだことないけど。(02/02/??)
天体望遠鏡に潜む宇宙と時間。そして、想い。(読書日誌201−210へのコメント)
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瀬名 秀明 一九六八年、静岡市生まれ。東北大学大学院博 士課程修了。薬学博士。大学院在学中の九五年『パラサイト・イヴ』で第二回日本ホラー大賞を、九八年『BRAIN VALLEY』で 第一九回日本SF大賞を受賞する。以後、『八月の博物館』の他、『ミトコンドリアと生きる』『ロボット21世紀』などのノンフィクシ ョンも上梓じょうしする。
書下ろしSF 祥伝社文庫 せ 1−1(祥伝社)NPN884 文庫 平成13年11月10日初版第1刷 381円 カバーデザイ ン 牧昭教
瀬名ワールド体感! 感動の物語(帯)
まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。四十四年前間の使命を終え閉館した東京・渋谷(しぶや)の五島(ごとう)プラネタリウムに、不思議な少年がやってきた。 「おじさん、プラネタリウムはどんな時代の星でもつくれるんでしょう? 昔に吸い込まれそうになったことはない?」――一つの思いが 心に刻まれ、昭和二十年前後の時代にタイムスリップする感動の物語!(裏表紙)
ブラックボックスなわけですね。多く
のプラネタリウムの来館者にとって星の投影機とは。それを分解し、解説し、丸裸にして、なおそこに夢をつめる。すてきな話ですな。こ
の、「思いは残る」、『パラサイト・イヴ』でもキーワードだと思う。ところで、『八月の博物館』を読んだ後だと、未来へは行かないのか?とか思ってしまうんだが、この長さでこのテーマでは
、過去だけのほうが美しいか?うーん。Amazonは表紙画像なし。
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2005/02/27更新