蛇行する川のほとり No.763

もともと3部作だったのだから、ばらばらに読もう。と、思っていたのに、結局、ほぼ一気に読んでしまった。ほぼ、というのは、1巻 はとびとびに半日かけて読み、分冊の雰囲気を味わうために、2巻と間を空けるつもりで、買い物につきあったり、マンガ読んだりして、 そのあと、読み始めたのに、結局、その夜2巻に手を出し、あっという間に3巻の終わりまで。でした。それほどスピード感がある、とい うわけでもないのに、あっという間に読める。女の子の話で、何人か登場する男性陣の心の内側は描かれない。まぶしいですなぁ 。(04/05/15)

恩田 陸のページへ 作品名順一覧 たへ 読書日誌へ 1 bk1 amazon 2 bk1 amazon 3 bk1 amazon


恩田 陸  1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。19 92年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『六番目の小夜子』でデビュー。以来、ミステリ、ファンタジイ、SFなど、幅広 い分野で、精力的に執筆活動をおこなっている。近著に『図書室の海』『劫尽童女』『ロミオとロミオは永遠に』『ねじの回転』がある 。

中央公論新社 新書 1 2002年11月30日初版印刷・2002年12月10日初版発行 2 2003年3月31日初版印刷・ 2003年4月10日初版発行 3 2003年8月15日初版印刷・2003年8月25日初版発行 各 476円 装幀 中央公論新 社デザイン室 DTP ハンズ・ミケ 書下ろし 2004年11月中央公論新社より合本版(bk1 amazon)刊行

あの夏、あの川のほとりで少女たちになにが起きたのか…… 待望の書き下ろし三部作第一弾(1帯)

運命の歯車が回り始めた。あの遠い夏の日と同じように……(2帯)

あたしたちは手を握りあって、布団の中でじっと目を凝らしていた。 あの日から、あの夜から、あたしたちはずっと繋がれたままなの だ。 ――本文より(2帯)

彼女たちは、何かを隠している。何か大きくて、重く冷たいものを…… 書き下ろしミステリー三部作 完結篇(3帯)

あたしはこの人のそばにいなければならない。それも、聞きたくない、聞かない方がよかったと思うような話を聞くために。 ――本文 より(3帯)

ネバーラ ンド』夏版、女の子版。みたいな。合宿、先輩、文化祭。


著者名順一覧 お 本棚    
2005/02/06更新