ネバーランド NEVERLAND No.520
うん。冬休みだから、まだまだ、この後も続くわけだ。そして、寮生活はまだまだ。彼らがどうなっていくのか。結構、謎解きも含まれ ていたりして、ただ単に、少年の成長物語っぽくないのが、恩田さん流なのだろうか?謎解きというより、秘密を暴く。というニュアンス なのだろうか。「ネバーランド」ねぇ。年齢的にも彼らはとっくにそこの住人ではないような気がするが、そう呼びたいのもなんとなくわ かる。(03/04/19)
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恩田 陸 1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒。199 1年『六番目の小夜子』が、1993年『球形の季節』がそれぞれ第3回、第5回のファンタジーノベル大賞最終候補作に選ばれ、デビュ ー。ホラー、SF、ファンタジーとさまざまなジャンルで多彩な創作活動を展開、注目を集める。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の 帝国 常野物語』『象と耳鳴り』『月の裏側』などがある。
集英社 単行本 2000年7月10日第1刷 1,500円 装丁 宇野亜喜良 「小説すばる」1998年5月号〜1999年11 月号まで掲載された作品に、大幅加筆訂正を加えて刊行 2003年5月集英社文庫(bk1 amazon)刊行
7日間。 少年たちに 何が起きたのか クリスマス・イヴ。 無人の寮に、 帰ることのできない 4人の少年が残った。 切なくほ ろ苦い 青春ミステリの金字塔!(帯)
「よし、聖夜にふさわしく、統の望み通り懺悔大会といこう。 ただね、俺重いものを背負わされるのは嫌なんだ。 秘密ってのは重た いもんだからね。繰り返すようだけど、 俺は神父じゃない。だから、お互い自分の身を守れるように一つだけ ルールを考えたから、そ れに従ってもらえないかな」 「ルール?」 統が素早く反応した。 「うん。一つだけ嘘を混ぜてほしいんだ。」(帯 )
冬休みは結構長いので、##破天荒な統がいなくなったあとの##残りをどう過していくのか、想像すると、結構、何事もな〜く過ぎていきそ
うな気がする。ホットプレート捜索隊には笑えた。
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2005/02/06更新