麦の海に沈む果実 No.871

『黄昏の百合の骨』と『三月は深き紅の淵を』とゆるくリンクした話。『黄昏の百合の骨』はこれが既読でないとわけわからないところ があった。三月シリーズとかにでもしてくれたらいいのに。これは、1冊で十分楽しめる本です。章扉ごとに北見さんの画が楽しめるのも ゴージャスな雰囲気に拍車をかけてます。舞台設定もおもしろい。ある意味とっても現実的でゴージャース。(04/12/29)

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恩田 陸  1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒 。1991年の第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。著署に『三月は深き紅の淵を』 『黒と茶の幻想』『光の帝国 常野物語』『木曜組曲』『ネバーランド』『ライオンハート』『ねじの回転』『まひるの月を追いかけて』 『クレオパトラの夢』など。

講談社文庫 お 83 2(講談社) 文庫 2004年1月15日第1刷発行 本体714円(税別) カバーデザイン 北見隆 解説 笠井潔 2002年7月講談社より単行本(bk1 amazon)刊行

3月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる学園。この世の不思議でいっぱいの物語。(巻末の最新刊案内)

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬(りせ )の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわ くつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。(裏表紙)

##最初に理 瀬を送ってきたじいさんが理事長、ナイフとオペラグラスの模様が一緒##ってところだけはなんとなくあたり。本の謎はなかなか わかりませんでした。うーん。こんな学園に才能があっていくことができたらおもしろいだろうなぁ。うーん。


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2005/02/22更新