いつか、ふたりは二匹 Two, and Two of us No.796
児童書なのに、児童書なのに、相変わらず、ヘンな苗字、爆裂。って感じですね。いいけど。あ。主人公は割りとありそうか。菅野。ポ ール・ギャリコ『ジェニィ』な設定なんだけど、ピーターは猫じゃなくて、でっかいセント・バーナード。そして、二匹の冒険というより は、ジェニィの冒険。かな。冒険というより、活劇的にハードだけど。児童書だからといって、臆せず?に、子供の昏い部分が書かれてい る。そうそう。子供って、そういうものだった。西澤さん、よく覚えてるなぁ。(04/08/05)
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西澤 保彦 一九六〇年一二月二五日高知県生まれ。山羊座 。O型。アメリカ、エカード大学小説創作法専修卒。高知大学助手、高校教師などを経て、執筆活動に入る。第一回鮎川哲也賞で『聯殺』 (後に改稿して『仔羊たちの聖夜(イヴ)』として刊行)が最終候補に。本格ミステリ―ある いはSF的設定のもと、大胆な、ある時にはあまりにも大胆な(これはほめ言葉です)作品世界を展開するが、あくまでも緻密な論理での 解決にこだわりぬく美学は貫徹されている。
Mystery Land 講談社 単行本 2004年4月27日第1刷発行 装画・挿絵 トリイツカサキノ 装丁 祖父江慎+阿 部聡(cozfish)
あー、これも函入りなんですね。図書
館から借りると函に入ってないのが残念。函入りの本って子供心にドキドキしたものだけどなぁ。大人の本みたいで。たいていの大人の本
は、函になんかはいってないけどね。まぁ、全集モノとか。この函、なんだか、しかも、穴あきらしいのです。うーん。見たい。この話が
楽しめた人には、ぜひ、『ジェニィ』も読んでもらいたいなぁ。こっちはジェニィと出会う物語
だけどね。
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2004/09/12更新☆