スコッチ・ゲーム No.284
『依存』を先に読んだので、「ほー、タカチはこうして、あのタカチからあのタカチになったという話か。」と、思いながらどーしても 読む。ので、人に薦めることがあったら、順番に読むように薦める。まちがいない。それはそれとして、謎解きはおもしろい 。(02/06/08)
総アルコール度数、危険。(読書日誌281−290へのコメント)
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西澤 保彦 一九六〇年高知県生まれ。米国エスカード大学 創作法専修卒業。高知大学助手、高校教諭を経て執筆活動に入り、九五年『解体諸因』で作家としてデビュー。著書に『彼女が死んだ夜』 『仔羊たちの聖夜(イヴ)』『スコッチ・ゲーム』『異邦人』『両性具有迷宮』『聯愁殺』など多数 。
角川文庫 に 9−3(角川書店)12465 文庫 平成14年5月25日初版 600円 カバーイラスト 影山徹 解説 大地洋 1998年3月角川書店より刊行(bk1 amazon)
通称タックこと匠千暁(たくみちあき)、ボアン先輩こと辺見祐輔(へんみゆうすけ)、タカチこと高瀬千帆(たかせちほ)、ウサコこと羽迫由 起子(はさこゆきこ)、ご存知キャンパス四人組。彼らが安槻大学に入学する二年前の出来事。郷里 の高校卒業を控えたタカチが寮に帰るとルームメイトが殺されていた。容疑者は奇妙なアリバイを主張する。犯行時刻に不審な人物とすれ 違った。ウイスキイの瓶を携え、強烈にアルコールの匂いを放っていた。つけていくと、河原でウイスキイの中身を捨て、川の水ですすい でから空き瓶を捨て去った、と……。タックたちは二年前の事件の謎を解き、犯人を指名するため、タカチの郷里へと飛んだ。長編本格推 理。(裏表紙)
##前2作が
、表紙の絵がヒントっぽかったので、じっくり見てしまった。こんかいはそーでもない。(と、自分では思っている)犯人が、厚手の手袋
を脱いで素手でメモをタカチに渡したとき、##うん。どーゆー理屈がつくか、知らんが、こいつが犯人に違いない!決まった!と
勝手に喜んだ。まー、犯人はあっていたものの、理屈の方を考えることはできなかったため、最後まで、タックの説明に聞き入り?ました
。今までのこのシリーズで、作者は男性なのに、なんつー、むつかしー女性に関する解釈や。いや、男性だからだろうか?と思ったら、男
性に関する見方も難しいようですね。それとも、心理学的に統計が取られていることなんだろーか?有栖川有栖の『絶叫城殺人事件』にも、なんか、似たよーなくだりがあったな。
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2004/09/11更新