絶叫城殺人事件 No.279
収録作品 黒鳥亭殺人事件 壺中庵殺人事件 月宮殿殺人事件 雪華楼殺人事件 紅雨荘殺人事件 絶叫城殺人事件
あとがきで著者が述べているように、「んーな、マグノリアみたいな。」という、事件があった。カエルは降って来ないけど。「マグノ リア」が、ミョーなとこリアル。と思ったのは、あの蛙がつぶれまくってたことだ。さらに、油かなんかで、フロントガラスでつぶれたら 、なかなかきれいにならない〜。ってとことか。この中では、「月宮殿殺人事件」が「ナールホド」というか、オチがあるな。と思ったし 、「紅雨荘殺人事件」が一番おもしろかった。絶叫城、クレーマーへの反証・半鐘なのか?(02/06/04)
有栖川 有栖のページへ 作品名順一覧 せへ 読書日誌へ bk1 amazon
有栖川 有栖 1959年、大阪生れ。89年、『月光ゲー ム』にてデビュー。作品の高度な論理性から、「90年代のクィーン」との評価を受ける。92年発表の『双頭の悪魔』で、フーダニット におけるひとつの頂点を極めた。著書に『幻想運河』『幽霊刑事』『暗い宿』『作家小説』などがある。
新潮エンターテインメント倶楽部SS(新潮社) 単行本 2001年10月20日発行 1,600円 装幀 大路浩実 写真 菅原一剛 フォーマットデザイン 新潮社装幀室 2004年2月新潮文 庫(bk1 amazon)刊行
黒鳥亭、壺中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城 奇妙な影を落とす、6つの館。 事件の鍵は、どの部屋にある!? 火村とアリス 、謎の迷宮に挑む 【本格推理傑作集】(帯)
黒鳥亭で起きた、あの事件が始まりだった。 続く事件の現場は、壺中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘。 独特なアウラをまとう建物で、 殺人が続いてゆく。そして、無差別的連続殺人事件が起きた。 真犯人への手掛かりは、“絶叫城”に!? 名探偵には、館こそがふさわ しい。(帯)
黒鳥亭、それがすべての始まりだった。壺中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城……。 殺人事件の現場はそれぞれ、独特のアウラを 放つ館であった。臨床犯罪学者・火村英生と作家・有栖川有栖のふたりが突き止めた、真相とは。 そして、大都市を恐怖で覆い尽くした 、猟奇的な連続殺人!影なき殺人鬼=ナイト・プローラーは、あの絶叫城≠フ住人なのか!? 本格推理小説の旗手が、存分に腕を振る った、傑作短編集!(見返し)
アウラってなに?オーラ?作品紹介を
読むと、「ヘンな館連続殺人事件」みたいだけど、短編はそれぞれ独立している。『暗い宿』では、火村と
アリスがあちこちへ出かけていって宿泊しては事件に遭っているが、こちらでは、あちこちの館で事件が起きて、そこへしゃしゃり出て行
ったり居合わせたりしている。こちらの方が、犯罪心理学者の肩書が活躍できている。かな。
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2004/09/25更新