鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで

収録作品  鳩笛草  燔祭  朽ちてゆくまで

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宮部 みゆき

傑作推理小説 光文社文庫 み 13−4(光文社) 文庫 2000年4月20日初版1刷 590円 カバーデザイン 多田和博  解説 大森望 カバー印刷 近代美術 1995年9月カッパ・ノベルス(光文社)刊

他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子(ほんだたかこ)は、その能力ゆえにさまざま な試練に直面し、刑事としての自分の資質を疑ってゆく……(「鳩笛草」) 高校生の妹を殺害された兄に代わって報復の協力を申し出た 青木淳子(あおきじゅんこ)。彼女は、人や物を念じただけで発火させてしまう能力をもってい た……!(「燔祭」) 超能力を持つ3人の女性をめぐる3つの物語。(裏表紙)

中編集とでも呼べばいいんでしょうか ?表紙に収録作品全てが記載されてるってのもすごい。「朽ちてゆくまで」が一番好きかな。「燔祭」にはやっぱり圧倒される。続編が大 作になっちゃったのもわかる。「鳩笛草」、「燔祭」や『龍は眠る』で能力を抱えて生きる厳しさを描いた のとは逆に、能力を失うことが描かれている。たとえば、昔ほど速く走れない、遠くに物を飛ばせない。そんな感覚に通じるものがあるん だろう。ということを、貴子が「鳩笛草」の人に伝えられるようになるといいな。と思った。Amazon表紙画像なし。


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2005/01/30更新