迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS No.855
前作がとっても気に入っていたので、楽しみにしていた1冊。っと、多分、期待が大きすぎたかなー。ああ、なるほど。ふーん。くらい の感想でした。島の設定がおもしろい。エッセイシリーズで、フランスに取材旅行へ行ったというのを読んだ後だったので、ああ、これだ ったのか。ってとこです。島の設定だけでなく、この閉ざされた国を構築する論理がまたおもしろいです。この世界の設定と論理を上手に 見せようとしたらこんな話になりました。ってところでしょうか。(04/12/03)
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森 博嗣 1957年、愛知県生まれ。 某国立大学の工学 部助教授にしてミステリィ作家。 1996年、『すべてがFになる』(第1回メフィスト賞)でデビュー。 ホームページアドレス http:///www001.upp.so-net.ne.jp/mori/
幻冬舎 単行本 2003年6月25日発行 1,900円(税別) カバー写真 クリスティナ・ガルシア・ロデロ ブックデザイン 鈴木成一デザイン室 2001年12月幻冬舎より幻冬舎ノベルスとして刊行(bk1 amazon)
すべてを彼女は知っている。すべてを彼女が操っている……。 女王ふたたび 待望の書き下ろし長編小説(帯)
一夜にして森が消え、周囲が海になってしまった伝説の島・イル・サン・ジャック。ミチルとロイディがこの島の宮殿を訪れた夜、曼陀 羅の中で首を落とされた僧侶の死体が見つかる。いったい誰が頭を持ち去ったのか。 かつてある街の塔で出会った美しい女王と、ミチル の謎は解かれ、そして、新たな謎へと引き継がれていく……。(帯)
デザインがすばらしいです。もし、買
うことになったら、単行本で買わないともったいないような気がする。内容は同じなんだから。というか、ロデロの写真集を買ったほうが
いいのかも…。前作はもう細部に渡っては思い出せないけど、こんなに詩的な話だったかな〜。と思いながら進みました。読めば読むほど
##アキラ(ミチルの外見)は女王のクローン?##と思ってたんだけど、違ったみたいですね。とりあえ
ず、ミチルのさらなる秘密が明らかにされました。今度は##ミチル(中身)は誰のクローンか?クジ・アキラは
四季さんの中身と久慈さんの外見の子孫なのか。そしたら、歴史は繰り返しちゃったのか。女王は四季のクローンなのか。もしかして、本
人##じゃないよねー。とか。いろいろ予想を立てて次作を待つって感じですね。
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2004/09/12更新