スカイ・クロラ The Sky Crawlers No.324

「スカイ・クロラ」なんかの暗号かと思いながら読んでた。戦闘機だしー。「おぉ!空をクロールする人(または物)、のことかぁっ! !」と、途中で勝手に納得したのは、「シャッタ」「ジャンパ」「マフラ」など、さまざまな森的カタカナ語が、目の前を行過ぎた後だっ た。なんで、「ゴグル」とか、「カボン」とは言わないのだろう?飛行機豆知識みたいな本だった。僕と笹倉のやりとりは、なかなかに哲 学的だ。(02/07/16)

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森 博嗣

中央公論新社 単行本 2001年6月15日初版印刷・2001年6月25日発行 1,700円 表紙写真 岸本淳/アマナイメー ジズ ブックデザイン 鈴木成一デザイン室 2002年10月中央公論新社よりCノベルスとして刊行(bk1 amazon

僕はまだ子供で、 ときどき、 右手が人を殺す。 その代わり、 誰かの右手が、 僕を殺してくれるだろう。(表紙 )

どうやら##未来の話らしい。と、思っていたら、パラレルワールドで、現代くらいの話なんだそうだ。(スカイ・クロラ公式HP参 照)ジェット機が生まれなかった世界の話。ってこと。らしい。##軍隊か。それでも、プラカードを掲げ、帰ったら冷蔵庫を開け てご飯を出す側でありたい。どこかで、ボタンを押したり、踏み台を蹴倒したりしているかもしれないけれど。きっと簡単なことなのだ。 飢えた経験はないが、別に面白そうだから、必要悪だから、体験だから、なんでもいい、どんな理由でも。「別に飢えたいと思わない。」 同じように戦争をしたいとは思わない。これっぽちもだ。たとえ機銃の音は軽く、落ちて見えるのは人でなく機体でも。考えろ。考えるん だ。


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2004/09/12更新