今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM No.248

収録作品  どちらかが魔女 Which is the Witch?  双頭の鷲の旗の下に Unter dem Doppeladler ぶるぶる人形にうってつけの夜  The Perfect Night for Shaking Doll  ゲームの国 The Country of Game  私の崖はこの夏のアウトライン My Cliff is the Outline against this Summer  卒業文集 Graduation Anthology  恋之坂ナイトグライド Gliding through the Night at Koinosaka   素敵な模型屋さん Pretty Shop of Models and Toys

ごった煮。という感じ?「卒業文集」はなかなかじーん。としました。「素敵な模型屋さん」も良かったっす。(02/04/26)

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森 博嗣  1957年愛知県生まれ。現在、国立某大学の工 学部助教授。

森ミステリィの煌き 講談社ノベルス モF−18 (講談社) 新書 2001年1月10日第1刷 800円 ブックデザイン 熊 谷博人 カバーデザイン 辰巳四郎 口絵/本文イラストレーション コジマケン 2004年3月講談社より講談社文庫として刊行(bk1 amazon

N大学医学部に通う大学生・小鳥遊(たかなし)練無(ねりな )は、構内で出会った風変わりなお嬢様に誘われ、「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加する。その会の趣旨とは、N大内の各所に 出没する謎の紙人形を観察することだという。ぶるぶる人形の謎を解こうとはりきる謎の令嬢に対して、いま一つ気分が乗らない練無だっ たが・・・・・・。(ぶるぶる人形にうってつけの夜) 他七編の森ミステリィの煌(きらめ)きを 集めた珠玉短編集。(見返し)

N大で、医学生・小鳥遊(たかなし)練無(ねりな)は「 謎の令嬢」と出会う。傑作短編集。(巻末の最新刊紹介)

「卒業文集」にはなかなか感動したし 、途中、んんん?と出てきた疑問が、ちゃんと腑に落ちる。シリーズ物の短編や、別々のシリーズから主役級が二人でっぱってくる短編な ど、サービス精神旺盛な短編集かもしれない。そーか、西之園・小鳥遊は先輩・後輩なんだ。って、医学部って別のところになかったか? 教養学部はメイン・キャンパスなのか…。あ。フィクションでしたね。


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2004/09/12更新