夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER No.469

途中で萌絵と叔母の睦子のやりとりがあり、『今はもういない』がこの本より後に出ていることを思い出して、これって次の話のトリッ クがここに仕込んであるのか?と思った。が、もしかして、このエピソードはこの話に必要だったので、次の話で上手にトリックに使った だけかもしれない。何の関連もないのかもしれない。(03/01/31)

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森 博嗣  1957年愛知県生まれ。現在、国立某大学の工 学部助教授。

繊細なる 森ミステリィの冴え 講談社ノベルス モF−08(講談社) 新書 1998年1月7日第1刷・1999年12月13日 第8刷発行 780円 ブックデザイン 熊谷直人 カバーデザイン 辰巳四郎 2000年11月講談社より講談社文庫として刊行(bk1 amazon

たとえば、 「子供に夢を与える」 といいながら、 本当に夢を見る者を 徹底的に排斥しようとする社会。 集団はいったい 何を 恐れているのだろう。(表紙)

事件は「偶数章」だけで語られる。 豪邸に忍び寄る仮面の誘拐者! 冷徹なる論理は夏の狂気を裁けるのか。(帯)

那古野市の実家に帰省したT大大学院生の前に現われた仮面の誘拐者。そこには血のつながらない詩人の兄が住んでいた。誘拐が奇妙な 結末を迎えたとき、詩人は外から施錠されていたはずの部屋から消え去っていた。朦朧とするような夏の日に起きた事件の裏に隠された過 去とは!? 事件は前作と表裏をなし進展する!(裏表紙)

ああ、結局、##杜萌の兄は、どういういきさつで家を出たのだろう?##。気になる。ところで、杜萌の実家は、那古野市でなく 、犬山市という設定だが…。まぁ、いいけど。


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2004/09/12更新