赤い館の秘密 The Red House Mystery No.903

熊のプーさんの作者。ずいぶん長いことかかって読んだ。失踪した館の主人はどこにいるのか。犯人は主人か?それとも、秘書に操られ ただけなのか??意外と事件発生から解決まで時間がかかっていないのに、時間をかけて読んだせいか、何ヶ月もかかったような気がする 。遠くから塗り絵が出来上がりつつあるのを見るような話でした。(05/02/01)

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A. A. Milne A・A・ミルン

創元推理文庫 M ミ 2 1(東京創元社)116 01 文庫 1959年5月5日初版・2003年11月14日65刷 本体6 40円+税 訳 大西尹明 カバーイラスト 杉田比呂美 カバーデザイン 矢島高光 解説 中島河太郎 献辞 ジョン ヴァイン ミ ルンに捧ぐ 1921

「熊のプーさん」で有名な英国の劇作家ミルンが書いた唯一の推理小説。しかし、この一作によって、ミルンの名が推理小説史上に残る ほどの名作が誕生することになった。 暑い夏の昼さがり、赤い館を15年ぶりに訪れたオーストラリア帰りの兄が殺され、しかも、その 家の主人公は姿を消してしまった。二人のしろうと探偵のかもし出す軽妙な風格と、専門家はだしの巧妙なトリックは、通人の珍重するキ ャビアの味、と評されるゆえんである。英国本格派の伝統をふまえた重厚な作品で、作中にちりばめられたユーモアは無類である。(p1 )

「熊のプーさん」で有名な劇作家ミルンが書いた唯一の推理長編。だが、この一作でミルンの名はミステリ史上に残ることになった。暑 い夏の昼さがり、十五年ぶりに赤い館を訪れたオーストラリア帰りの兄が殺され、館の主人は失踪してしまう。無類のユーモアをもって描 かれる二人の素人探偵の活躍。結末に待ち受ける巧妙なトリック。キャビアの味と評される、ユニークな名作である。(裏表紙 )


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2005/03/19更新