覆面作家は二人いる　Ｎｏ．１６５

再読。シリーズ第一弾。刑事と雑誌編集者の双子の兄弟という設定はなかなか気に入っていたので、シリーズ自体が終わってしまってい るのは残念。お嬢様作家兼探偵の千秋さんのとんちきさもイケてたし。執事の赤沼さんと鶯のエピソードは泣けます。さて、千秋さんのご 両親はどうしたんだっけな。作品中か、続編に出てるんだっけ？忘れた。(02/01/04)

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北村　薫　　一九四九年、埼玉県生まれ。早大卒。『空飛ぶ馬 』でデヴュー。一九九一年、『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。他に『冬のオペラ』、『水に眠る』、『スキップ』、『ターン』な どがある。

角川文庫　き２４−１（角川書店）１０５３１　文庫　平成９年１１月２５日初版・平成１０年１月２５日３版　４８０円　カバーイラ スト　高野文子　カバーデザイン　小倉敏夫　装画　高野文子　デザイン　小倉敏夫　解説　宮部みゆき　平成３年１１月角川書店より単 行本（bk1　amazon）、２００２年２月中央公 論新社より新書判（bk1　amazon）として刊行

姓は＜覆面＞、名は＜作家＞――本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠１９歳の新人がミステリ界にデビューした。　しかも、その 正体は大富豪の御令嬢……ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ！？　『推理世界』の若手編集者、岡部良介を混 乱させながら、日常世界に潜む謎を鮮やかに解き明かすファン待望のシリーズ第一弾。お嬢様名探偵、誕生！　＜解説　宮部みゆき＞　（ 裏表紙）

別に、「覆面作家」を姓と名にわけな くても・・・。図らずも、か、図ってか、高野文子・小倉敏夫・宮部みゆきという組み合わせ、創元推理文庫の第一弾、『空飛ぶ馬』と一緒。

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2005/03/27更新