さらば狩人 No.100
文系人間なので、取り沙汰されているコンピューターチップの重要性がイマイチ、ピンと来なかったのが残念。殺し屋の兄弟という設定 がなかなか笑える。のっけから登場するせいか、さほど違和感はない。マタギの娘とコンピューターチップという取り合わせがおもしろい 。(01/10/22)
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香納 諒一 一九六三年横浜市生まれ。早稲田大学文学部卒 業。九一年『ハミングで二番まで』で第十三回小説推理新人賞受賞。『時よ夜の海に瞑れ』(文庫版『夜の海に瞑れ』)で長編デビュー。 九九年『幻の女』で第五十二回日本推理作家協会賞受賞。現在最も期待される正統ハードボイルド・冒険小説の旗手である。他書に『春に なれば君は』『梟の拳』『ただ去るが如く』『天使たちの場所』『宴の夏 鏡の冬』『デイブレイク』など。
改題 角川文庫 か 24−3(角川書店)11261 文庫 平成11年11月25日初版 838円 カバーデザイン 芦澤泰偉 カバーイラスト 藤田新策 解説 縄田一男 カバー 厚徳社 1993年7月『石(チップ)の狩 人』として祥伝社刊行のノンノベルを加筆、改稿、改題し文庫化
今度の依頼はどこかキナ臭い。標的を横取りされた殺し屋の安本兄弟は、暴力団に加えて産業スパイ、公安、CIAまでが入り乱れて熾 烈(しれつ)な争いの渦中で、失踪した妹をひたすら探す山人(マタギ)の娘と出逢う。 やがて不 気味な気配とともに浮上する、コンピューター業界の均衡を劇的に崩壊させかねない新型チップの謎! ある大物右翼が綿密に画策した、 日米半導体戦争に新たな地平を拓く巨大な陰謀とは何か――。 第52回日本推理作家協会賞受賞の気鋭が贈る、人間ドラマに満ちたノン ストップ・ハードボイルドサスペンスの傑作。(裏表紙)
兄弟と姉妹の物語。血のつながりって
、そんなに大事なんですかね〜?と、ちょっと問いたくなるぞ。『夜の海に瞑れ』に登場した安本兄弟を主人公に据えた物語。だそーだ。
まだ読んでないが。
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2005/01/02更新