桜姫 No.946
探偵は、この本がシリーズ初登場ではないようです。しまった。梨園の話。なので、男性陣の話し方にちょっと違和感が…。それを覗け ば興味深い。まぁ、だいたい予想通りの事件展開で意外性はほとんどなく。ちょっとなー。でした。せっかく桜姫なのに、なんかあまり桜 姫も生かされてないような。つまらなかったわけじゃないんだけど。(05/03/24)
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近藤 史恵 一九六九年大阪府生まれ。大阪芸術大学文学部 文芸学科卒業。平成五年、『凍える島』で第四回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。著書に『ねむりねずみ』『ガーデン』『散りしかたみに 』など。
角川書店 単行本 平成14年1月5日初版発行 本体1,700円(税別) 装丁 緒方修一
十五年前、大物歌舞伎役者の跡取りとして将来を嘱望されていた少年・市村音也が幼くして死亡した。それ以後、音也の妹・笙子は、自 らの手で兄を絞め殺す生々しい夢に苦しめられるようになる。自分が兄を殺してしまったのではないだろうか――。誰にも言えない疑惑を 抱えて成長した笙子の前に、かつて音也の親友だったという若手歌舞伎役者・市川銀京が現れた。音也の死の真相を探る銀京に、笙子は激 しい恋心を抱くようになるが――。梨園を舞台に繰り広げられる痛切な愛憎劇。ミステリ界の最注目株・近藤史恵が満を持して放つ、書き 下ろし歌舞伎ミステリ。(帯)
過去が仕掛けた罠の中で、私たちは恋に落ちた――。鮎川賞作家が満を辞して放つ、濃密な恋愛ミステリ。私は、この男に壊されるかも しれない。(帯)
##子供の死
の原因と動機は途中で読めたぞー。あと、笙子=音也も。##何故、##師匠が探偵に頼みたがったか、普
段しないことをしようとしたのか##ということに隠された動機があったことのほうが驚きでした。なっるほど。でした。ミステリ
部分より、人間関係部分のほうが謎も多く、おもしろかったなぁ。でも、そっちは事件の謎ではないので、解かれるものあり、解かれない
ものありなんだよなぁ。
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2005/06/05更新