邪馬台国はどこですか? WHERE IS YAMATAI? No.415
収録作品 悟りを開いたのはいつですか? 邪馬台国はどこですか? 聖徳太子はだれですか? 謀反の動機はなんですか? 維新が起きたのはなぜですか? 奇蹟はどのようになされたのですか?
おもしろいジャンルだなぁ。と思う。でも、ネタがつきたら、というか、下調べがすごく大変そうなので、続けるのは大変そうだ。三谷 教授、せっかく出ているので、もうちょっと活躍の場があっても良かったのでは?などなど、4人しかいない登場人物、もっと役割分担が あっても良かった気もするが、総じておもしろかった。今日、たまたま、「仲哀天皇が拾い上げた」という観音をみてきた。いやいや。存 在自体信憑性がない天皇が拾い上げた縁起。誰が作ったんだか。でも、きっと全国にそういうの、あるんだろうな。(02/11/22)
歴史が好きでもそうでなくても。(読書日誌411−420へのコメント)
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鯨 統一郎 本書がデビュー作
創元推理文庫 M く 3 1(東京創元社)422 01 文庫 1998年5月29日初版・2001年9月7日17版 カバーイ ラスト 松尾かおる カバーデザイン 小倉敏夫 イラスト 松尾かおる デザイン 小倉敏夫 解説 橋本直樹 1998
九州? 畿内? そんなところに あるもんか!! 意表を衝く歴史ミステリ連作集(帯表側)
創元推理文庫現代日本推理小説叢書通信 やあやあ遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ――というわけで(?!)国内作 家の文庫オリジナル企画がスタートします。一番槍の本書は、歴史の時間に習ったあれやこれやに新釈を試みる連作短編集。いつ、どこ、 だれ、なに……5W1H仕立ての難題に挑む快刀乱麻の腕の冴え、椀飯振舞の離れわざをご堪能ください。(帯裏側)
カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとな ったその日、「ブッダは悟りなんか開いていない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった……。回を追うごとに話は熱を帯び 、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の 正体、光秀謀反の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天 外なデビュー作品集。(p1)
このところバーテンダーの松永は忙しい。常連の三人がいきなり歴史検証バトルを始めてしまうので油断は禁物。話についていくために 予習に励む一方、機を捉えて煽ることも。そつなく酒肴を供して商売も忘れず、苦しまぎれのフォローを試み……。またもや宮田六郎の独 演場か、幕引きのカシスシャーベットがお出ましに。三谷教授はいつもながら従容不迫、おおっと静香が切り札を出した!(裏表紙 )
『金閣寺
に密室』のほうに、ラストで六郎太と静、森女の場面に戻ってくるのが唐突、と書いたが、そうか、宮田六郎→六郎太、早乙女静香→
静。だな。んじゃ、三谷教授は?主人公(?)松永は??
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2005/01/01更新