百万の手 No.889
途中から普通にミステリーなんだけど、最初はファンタジー?SF?ホラー????という出だしでした。の割には表題の意味はファン タジックな意味でなく、きっちり怖かった。善玉・悪玉って感じがジュヴナイルっぽいと思いました。テーマを重くしたので、全て現実の こととして処理しないようにファンタジックな面を入れたのか?くらいにしか解釈できず。ちょっと前半と後半の繋ぎがうまくないな。と 思いました。気にしなければ一気に読める。(05/01/15)
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畠中 恵 1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大 学卒業後、漫画家のアシスタント、書店員などを経て漫画家としてデビュー。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル 大賞優秀賞を受賞。つづいて『ぬしさまへ』も発表し、時代物作家として多くのファンを獲得している。
ミステリ・フロンティアC 東京創元社 単行本 2004年4月30日初版 本体1,700円+税 BOOK DESIGN 岩郷 重力+WONDER WORKZ。 COVER ILLUSTRATION 笹原美穂
音村夏貴は時々過呼吸の発作に見舞われる中学生。親友正哉の家が火事になり、彼が焼死した。両親を助けようと夏貴の目の前で燃えさ る火のなかに飛び込んでいったのだ。不審火だった。嘆き悲しむ夏貴の耳に親友の声が聞こえてきた。彼の遺した携帯から。そして画面に は死んだはずの彼の顔が……。不審火の真相を調べて欲しいと彼は言う。家の中に火の気はなかったし、消火活動も終盤に近づいて、なお 激しく燃え上がった不可解な火事だった。放火なのか? なぜ正哉と彼の両親は死ななければならなかったのか? 携帯から語りかける友 人との二人三脚で、夏貴が探り出した驚愕の真相は……?畠中恵、初の現代小説。ファンタスティック・ミステリ!(見返し )
##正哉が携
帯から消えるわけが携帯をうっかり燃やしちゃったから。##ってのはどうかと。喪失の仕方が一緒だとなんだそりゃ?って感じ。
最初から出さなくても違う方法で。と思っちゃうぞ。
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2005/01/16更新