猫と鼠の殺人 DEATH TURNS THE TABLE(英題:SEAT OF THE SCORNFUL) No.544
フェル博士もの。ってやつを初めて読んだ。解説を読んだところ典型ではないらしいんだけど、おもしろかった。フェル博士って、嫌わ れ者の代名詞だよなぁ。で、わざとこの名前なんだろうなぁ。うーん。「猫」がタイトルにつく本を続けて読んだらしい。読み終わってか ら気づいた。(03/05/28)
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John Dickson Carr ディクスン・カー
創元推理文庫 M カ 1 21(東京創元社)118 18 文庫 1981年4月24日初版・1998年5月15日9版 540 円 カバーイラスト 村山潤一 訳 厚木淳 1942
猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で奇々怪々の殺人事件が発生した。被害者は判事の娘の婚 約者で、しかも現場にいたのは判事ただ一人。法の鬼ともいうべき判事自身に、皮肉にも重大な殺人容疑がふりかかったのだ。判事は身の 潔白を主張するが状況証拠は不利になるばかり。判事は黒なのか白なのか? そこへ登場したのが犯罪捜査の天才といわれる友人のフェル 博士。意外な真犯人と、驚くべき真相を描くカー会心の本格ミステリ。(p1)
猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られる判事の別荘で、殺人事件が発生した。居合わせたのは判事一人。皮肉にも、法の 鬼ともいうべき判事に、重大な容疑がふりかかった。黒か白か――対するは名探偵フェル博士。絞り込んだ設定のもと、謎は容易に底を割 らない。ごく自然な物語に名匠が仕組んだ驚くべき詭計! 嫋々たる余韻を残す本書は、カー中期を代表する逸品である。(裏表紙 )
おっと、フェル博士ものは2冊目だっ
たか。本作では、フェル博士がけっこう出ずっぱりなので、印象的だが、前の『曲がった蝶番』では、
別に主人公がいたからなぁ。事件の性格的に##被害者自身がなんかぜってー仕組んで自分ではまった。というと
ころがあるにちがいない。粘着質ってゆー、性格が、なんとなく、事件を引き起こした原因にありそう。##って予想は一応あって
ました。ただ、トリックは全然わかんなかったけどさ。bk1は表紙画像なし。
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2004/12/31更新