カーテン ―ポアロ最後の事件― CURTAIN HERCULE POIROT'S LAST CASE No.956
ポワロ最後の事件。死後に出版されるはずが、生前に出版された作品。そういえば、レモンさんという秘書はどこへ行ったのでしょう? 妻を亡くした失意のヘイスティングスと老境のポワロが若き日に最初の事件に遭遇したスタイルズ荘で再会する。昔のように歩き回ること ができないポワロに変わって、ヘイスティングスが目となり耳となり活躍…?に一歩及ばず。って感じで、あいかわらず、名探偵ぶりは発 揮されない。さて、名探偵は、どう、この事件に決着をつけるのか。(05/04/17)
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Agatha Christie アガサ・クリスティー
ハヤカワ文庫 HM 1 69、HM ク 1 69(早川書房)1484 文庫 1982年10月31日発行・1991年3月31 日25刷 定価480円(本体466円) 訳 中村能三 カバー 真鍋博 解説 中島河太郎 1975
親友ポアロからの手紙でスタイルズ荘へ誘われたヘイスティングスは、驚くべき話を聞かされた。過去に起きたなんら脈絡のない五件の 殺人には、共通の真犯人が存在するというのだ。しかもそのXなる犯人はすでにここで次の獲物を狙っているという。関節炎に悩まされる ポアロに代り、ヘイスティングスは荘の泊り客の調査を頼まれたのだが……世にも奇怪な殺人とその華麗な活躍で全世界を沸かせた名探偵 の最期を描く問題作!(裏表紙)
ラストでは涙が出ました。感動という
より、感傷の涙かなー。戯作家でもあったクリスティらしい結末かもしれない。bk1、Amazonとも表紙画像なし。
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2005/04/17更新