満潮に乗って Taken at the Flood No.872
去年はクリスティがすごい勢いで復刊なり再刊行なりされた年でした。NHKの「アガサクリスティの名探偵ポワロとマープル」の影響 でしょうか…?おかげで、読みやすい活字で新しい本を読めて嬉しい。まぁ、古い本にも味はあるけどね。なかなか面白い展開でした。初 期の頃のパターンと比べると。というか、厳密にはクリスティーものにあまりパターンってないんだろうけど。うーん。津波の後に、ちょ っとなんだかな。な原題ですが、おもしろかったです。(04/12/29)
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Agatha Christie アガサ・クリスティー 1890年、保養地として有名なイギリ スのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に 熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。 1914年に24歳でイギリ ス航空隊のアートボルト・クリスティと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪 を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルトと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マ ローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。 1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上 にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。 author photo : (c)Angus McBean (c)Hayakawa Publishing.Inc.
ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 23 ポアロ(早川書房)5419 文庫 2004年6月10日印刷・2004年6月15日発行 本体760円+税 訳 恩地三保子 Photograph (c)CORBIS/amana images Cover Design Hayakawa Design 解説 中川右介 194 8
大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。戦後、後ろ盾としてのゴードンを失つた弁護士や医 師らクロード家の人々は、まとまった金の必要に迫られ窮地に立たされていた。“あの未亡人さえいなければ”一族の思いが憎しみへと変 わった時……戦争が生んだ心の闇をポアロが暴く 解説:中川右介(裏表紙)
##未亡人は
偽者。兄役が邪魔になって殺した。##ってとこは予想。あとは予想外。一番、以外だったのはラスト。クリスティーには珍しいよ
うなそうでもないような、意外なハッピーエンディング。
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2005/04/17更新