古傷 No.876
うーん、話がでかくなってきたのに、残りページがこれだけで終わるのだろうか?と、思っていると、唐突に終わる。なんとなく騙され たような、尻切れトンボな感じ。逆に現実にありそうでコワい。幇間探偵っておもしろいキャラクターだな。とは思いました。法間はどう やってそんな知識を仕入れているのでしょう?見習いたい。(05/01/03)
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東 直己 1956年、札幌生まれ。北海道大学文学部哲学 科中退。’92年、札幌ススキノを舞台にした『探偵はバーにいる』(早川書房)で作家デビュー。以降、このススキノ便利屋シリーズを 発表し続け、気鋭のハードボイルド作家として注目を浴びる。2001年には『残光』(角川春樹事務所)で第54回日本推理作家協会賞 を受賞した。他の作品に『ライダー定食』(柏艪舎)、『熾火』(角川春樹事務所)、『札幌刑務所4泊5日』『逆襲』(光文社)などが ある。
文庫書下ろし 長編ハードボイルド 光文社文庫 あ 33−4(光文社) 文庫 2004年11月20日初版1刷発行 本体476 円+税 カバーデザイン 盛川和洋 解説 香山二三郎 カバー印刷 慶昌堂印刷
ヨイショの天才で腕利き。いまだかつてない名探偵登場!(帯)
ヨイショをさせたら天下一品。人呼んで「ホウカン探偵」法間(のりま)に、街の大立者(おおだてもの)から依頼が舞い込む。「わが社の機密が漏洩しているようなので調べてくれ」というのだ 。が、真の依頼は別なところにあった。物語は、一気に「日本の戦後史の闇」の告発へとつながっていく気配が……。ホウカン探偵恐るべ し! ユーモラス、そして深い哀感を胸に残す、探偵小説の傑作!(裏表紙)
上手にヨイショできるということは、
よく観察しているということだろう。相手がヨイショされたいところを上手に突けるかどうか。という意味でも。きっとすごい名探偵だぞ
。法間。
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2005/02/22更新