駆けてきた少女 No.775

うーん。不完全燃焼。しばらく相田が普通に登場していたので、最初に『残光』を読んだ時どうだったのか思い出した。笑ったのは、 「岡本さんは……髪、ふさふさだなぁ……」発言。いやいや。ちょっと違うんだけど、言われたことありまして。しみじみと。「髪、たく さんでいいねぇ…」とか。いやいやいや。多けりゃ多いでそれなりに苦労が。いやいやいや。(04/06/14)

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東 直己  1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科 中退。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、ポスター貼り、カラオケ外勤、タウン誌編集者などあまたの職 業を経て、92年『探偵はバーにいる』で作家デビュー。以後同じくススキノを舞台に、<俺>を探偵役にした『バーにかかってきた電話 』『消えた少年』『探偵はひとりぼっち』『探偵は吹雪の果てに』(以上早川書房刊)を発表、気鋭のミステリ作家として注目を浴びる。 他に、東西分割によってベルリン化した架空の札幌を舞台にしたエスピオナージュ『沈黙の橋』、青春ユーモアハードボイルド『ススキノ 、ハーフボイルド』などがある。2001年に『残光』で第54回日本推理作家協会賞の<長編および短編集部門>賞を受賞した。

ハヤカワ・ミステリワールド(早川書房) 単行本 2004年4月10日初版印刷・2004年4月15日初版発行 1,900円  カバーイラスト 影山徹 カバーデザイン ハヤカワ・デザイン フォーマットデザイン 多田進 献辞 ハミへ

ススキノ探偵シリーズ最新作 探偵VS女子高生 今どきの女子高生に翻弄されながらも、探偵は札幌の闇に潜む巨悪を暴くため、街を 疾駆する。(帯)

「ピッチ、このオヤジ、殺して」少女が叫ぶと、若い男は探偵の腹にナイフを突き立てた。入院した<俺>を見舞いにきた自称「霊能力 者」のオバチャンの依頼で女子高生の家庭調査の依頼を受けることに。軽い気持ちで引き受けた調査と、自分を刺した犯人捜査とが交錯し た時、<俺>は札幌の闇に渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていることに気づくのだった……。<ススキノ探偵シリーズ>、待望の長篇書き 下し! (裏表紙)

シリーズ探偵?モノでこれだけちゃん と情けなくも年を取っていくのは珍しいかな。探偵というか調査屋さんという感じだけど。『残光』では便利 屋って言われたな。


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2004/09/12更新