ススキノ、ハーフボイルド Susukino Halfboiled No.818
この事件はもう、別の視点から読んだので、むーーーー。と思いながらも、まぁ、読んでみた。まぁ、別の視点もおもしろいけど、結末 が見えていたので…。みえなかったところをキレイに拾ったというかんじでした。特に真麻について。それから、便利屋を三人称視点から みるってのもおもしろかった。他の登場人物も便利屋から見るのとはずい分違う。残念ながら記憶が比較的新しく、切り離して読むことが できなかった。どっちが先でもそれはあっただろうな。まぁ、こっちがあとでよかった。(04/09/11)
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東 直己 1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科 中退。土木作業員、ポスター貼り、タウン雑誌編集者などを経て、92年『探偵はバーにいる』でデビュー。著書に『バーにかかってきた 電話』『フリージア』『悲鳴』『探偵は吹雪の果てに』などがあり、札幌を舞台にしたハードボイルドの気鋭として注目されている。20 01年『残光』で第54回日本推理作家協会賞を受賞。
双葉社 単行本 2003年7月25日第1刷発行 1,700円+税 art direction Noriteru Mizezaki 「小説推理」’ 02年9月号から’03年5月号に連載された「受験生」を改題し、加筆、訂正をくわえた
松井省吾は高校3年の受験生だ。夜のススキノで働く真麻という素敵な彼女(ベタ惚れ)もいる。客引きのアキラさん(いい人!)や土 建屋社長の千葉さん(オヤジ)など、友人も増え、最近ようやくススキノが「自分の街」になってきたところだ。 夏休みに入ったばかり のある日、同じクラスの勝呂麗奈(誰だっけ?)が覚醒剤で警察に捕まった。暴力団の組長である森野という男と一緒だったらしい。何と か助け出そうとする同級生の金井茉莉奈(かわいんだけどなあ…)のおせっかいや、怪しい動きをみせる同じく同級生の柏木(ウザイ!) らに、省吾はむりやり巻きこまれ…… 青春ユーモアハードボイルド。
ハードボイルドのボに×がついて、フ
に直されている表紙です。Amazonは表紙画像なし。それにしても、主人公、いつも勉強してるなぁ。えらいね。この年頃でなく、も
うちょっと経ってから盛り場でバイトしてましたが、こんな荒れた雰囲気じゃなかったよなぁ。時代かね。場所かな。まぁ、遊びに行くの
と働きに行くのと違うし。主人公の目からみた、シリーズ作品の登場人物ってのがなかなか新鮮でした。
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2004/09/12更新☆