鳴風荘事件 殺人方程式U No.117
殺人方程式Uとなっているけれど、裏表紙の作品紹介を読んでも、Tの続きという感じではないし、第T章で主要登場人物が出会ってい るし、こりゃ、Tとは関係ないだろう。と、安心して読んでいたら、途中でやはり、主人公がTでも活躍していたらしいことがわかった。 でも、独立して面白かった。犯人は何故、死体の髪を切って持ち去ったのか。それにしても、何で、その辺に捨てておかず、律儀に全部持 っていったんだろーな。何故持ち去ったのかわからないようしてその辺に捨てておけば、廃棄するときに見つかったりしなかったんではな いんだろーか。それはそれで別の危険があるのかなー。まーいーけど。(01/11/03)
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綾辻 行人
長編推理小説 光文社文庫 あ 20−2(光文社) 文庫 1999年3月20日初版1刷 686円 カバーデザイン 辰巳四郎 解説 貫井徳郎 カバー印刷 近代美術 献辞 ――TとPに―― 1995年5月カッパ・ノベルス(光文社)刊(bk1 amazon)
六年半前の月蝕(げっしょく)の夜、美島夕海(みしまゆうみ )の姉・紗月(さつき)が惨殺(ざんさつ)された! ――夫の明日香井叶(あすかいきょう)ではなく、双子の兄・響( きょう)を伴(ともな)い、鳴風荘を訪れた深雪(みゆき )。再会した友人たちの中には、死んだ姉そっくりに変貌(へんぼう)した夕海の姿が…… 。その夜、再び不可解な殺人事件が勃発(ぼっぱつ)する! 犯人は何故、死体の髪を切って持ち去 ったのか!? 著者が初めて「読者への挑戦」を付した長編本格推理の傑作!(裏表紙)
これと、##有栖川有栖の『46番目の密室』##を前後して読んだので、動機に近いものを感じたぞぉ〜。##同性愛者間にも当然のことながら異性愛者間と同じようなトラブルがあるのですな。世界がより狭いだけに、嫉妬などは
苛烈かも?##いやいや、私の知らない世界だ…。刑事と刑事の近くにいる名探偵。好まれる設定なのか。それにしても、双子って
ね。bk1、Amazonとも表紙画像なし。そういえば、『どんどん橋、落ちた』の中にも、タケマル
って犬が出てた気がする。確か。
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2004/11/21更新