どんどん橋、落ちた DONDON BRIDGE IS FALLING DOWN No.434
収録作品 どんどん橋、落ちた ぼうぼう森、燃えた フェラーリは見ていた 伊園家の崩壊 意外な犯人
最近、文庫をみかけたので、借りてきてみました。けっこう好き。かな。んー。でも、「騙しの真骨頂」とまで言われると「え〜?」っ て言いたくなる。うん。煽り文句もテキトーに控えめな方がいいかも。過度に期待して入るから。でも、ホントにおもしろかったけどね。 好みな騙され方でした。はい。(02/12/24)
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綾辻 行人 1960年12月23日、京都生まれ。京都大 学教育学部卒業後、同大学博士後期過程修了。大学院在籍中の’87年に『十角館の殺人』でデビュー、いわゆる新本格ムーブメント の端緒となる。本格ミステリ「館」シリーズで人気を博する一方、『殺人鬼』『眼球綺譚』などホラーにも意欲的に取り組む。’92年、 『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。’98年には自ら脚本・監修を務めたPS用RPG『YAKATA』を発表。’ 99年、第30期麻雀名人戦で優勝を果たし、ミステリ作家としては史上初の麻雀名人位に就く。
講談社 単行本 1999年10月9日初版1刷 1,700円 装幀 北見隆 献 辞 ――悩める編集長≠i・Yに―― 2001年11月講談社ノベルス(bk1 amazon)、2002年10月講談 社文庫(bk1 amazon)刊行
初出 「ミステリーの愉しみ 第五巻 奇想の復活」鮎川哲也・島田荘司編立風書房刊 どんどん橋、落ちた(1992年9 月10日) 「小説現代メフィスト」 ぼうぼう森、燃えた(1998年12月増刊号) フェラーリは見ていた(1999年5 月増刊号) 伊園家の崩壊(1999年9月増刊号) 「IN★POCKET」 意外な犯人(1999年9月号)
これぞ騙(だま)し≠フ真骨頂。 欺(あざむ)かるる なかれ! 必要な手がかりはすべて提出された。 真相はたったひとつ。無類の稚気とフェア・プレイ精神あふれる綾辻流本格ミステリ、 お待ちかねの最新傑作集!(帯)
ダブル・ミーニングという技法がある。 ひとつの言葉に複数の意味あいを持たせることで、およそミステリでは飽きるほど繰り返し使 われてきたテクニックである。 この集に収められた一連の作品は、その技法が極限まで展開されている。そこに折りこまれた意味づけの ダイナミック・レンジは、ミステリとしての作品それ自体をはみだして、著者個人の歩みや、彼が拓いた新本格というジャンルそのものに まで及んでいる。 いわば、これらの作品は、彼自身とミステリに捧げられた哀悼の詩(うた)なの だ。 だから、その意味でもこの連作集は、一見そうであるような愛すべき小品集でありながら、ミステリそのものの過去と現在と未来を 透視し、封印した、綾辻行人<中期>の劈頭を飾る代表作というべきなのである。 竹本健治(帯)
##サザエさ
ん一家を下敷きにしている事に途中まで気づきませんでした。鈍い。##「伊園家の崩壊」。「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう
森、燃えた」はタイトルからも想像がつくように、設定が似ている。が、「意外な犯人」までにU君が登場するのは意外だった。##犯人、「カメラマン」までは、わかったが、カメラマンを綾辻行人が演じていた。##という設定は思いつきませ
んでした。ふーん。
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2004/11/21更新