暗い宿　Ｎｏ．２９４

廃線踏査や南の島、温泉に都心の豪華ホテル。最後の一つは、そんなに味わえたものではなかったよーですが、謎解き心とともに、旅？ 心もくすぐる作品集。よくつるんで出かけてたりするらしい主人公たちだけど、「暗い宿」「異形の客」では、アリスが一人で出かけて事 件に合ってる。逆に、「２０１号室の災厄」では、火村がアリスと別れてから事件にあう。シリーズなんで、いろんなパターンがでるんだ ろーなぁ。(02/06/15)

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有栖川　有栖　　１９５９年大阪府生まれ。同志社大学法学部 卒。８９年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行う。９４年作家専業となる。２０００年本格ミステリ作家 クラブを設立。著書に『孤島パズル』『双頭の悪魔』『スウェーデン館の謎』『ブラジル蝶の謎』『ダリの繭』『海のある奈良に死す』『 朱色の研究』『幽霊刑事』など多数。現在、本格ミステリ作家クラブ会長。

角川書店　単行本　２００１年７月３０日発行　１，５００円　装丁　大路浩実　２ ００３年１０月角川文庫（bk1　amazon）刊行

チェックアウトはできますが、　去ることはかないません。　あなたを不可思議な旅へと誘う四つの謎物語（帯）

廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島の極楽めいたリゾートホテル、冬の温泉旅館、東京都心の豪華なシティホテル……。様々な 〈宿〉で起こる難解な事件に、臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖が挑む、本格ミステリ作品集！（帯 ）

ホテル・カリフォルニアって、やっぱ り妖しい曲だよな。同じ意見の人がいて嬉しい。好きな曲だけどさ。廃線踏査、やってみたいな。十津川あたり、自然が濃そうだし。その 前に、そのうち廃線になっちまいそうな、新十津川まで乗りに行きたいけど。そうそう。火村が一人で事件に遭って、解決して帰ってくる 。というのはアリだが、探偵役が火村である限り、アリスは事件や謎をお持ち帰りしなきゃいけないわけで。その辺がばらばらに動かすの 難しくしてるのか？

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2004/09/25更新