朱色の研究 No.212

表紙、インパクトあります…。朱色を怖がる女の名前が朱美。なんだか、実験小説(って、それがどんなもんかわかってないけど)みた いなネーミングだな。殺されてるヒロインが夕雨子。夕子でもよさそうなところに「雨」の字を入れる。うぅーん。(02/02/??)

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有栖川 有栖  一九五九年大阪生まれ。同志社大学法学部卒 。大学在学中は推理小説研究会に所属。書店勤務の傍ら八九年『月光ゲーム』で衝撃のデビュー。その後、作家専業となり、現在では新本 格ミステリーの中核として幅広い創作活動を行っている。主な著書に『孤島パズル』『双頭の悪魔』『ダリの繭』『海のある奈良に死す』 他。

角川文庫 あ 26−3(角川書店)11594 文庫 平成12年8月25日初版 590円 カバー 大路浩実 解説 飛鳥部勝則 カバー 厚徳社 ’97年11月に角川書店より単行本(bk1 amazon)刊行

2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。これが先生のゼミに入った本当の目的です。@ユ床犯罪学者・火村英生(ひむらひでお)が、過去の体験(トラウマ)から毒々しいオレン ジ色を恐怖する教え子・貴島朱美(きじまあけみ)から突然の依頼を受けたのは、一面を朱で染めた 研究室の夕焼け時だった――。 さっそく火村は友人で推理作家の有栖川有栖(ありすがわありす )とともに当時の関係者から事情を聴取しようとするが、その矢先、火村宛に新たな殺人を示唆する様な電話が入った。2人はその 関係者宅に急行すると、そこには予告通り新たなる死体が……?! 現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔。(裏 表紙)

どうしても、つい、「ひいろのけんき ゅう」と読んでしまう。この本は、Alice ARISUGAWA となってる。このあたりで、こっちに決めたのか?あっと、動機が 、『月光ゲーム』を思わせるファンタスティックさ。えー?そぉーれぇーでぇー???最初から読んでると そうは思わないけど、ちっと読み返すとどーもね。哀しさとおかしさが混じったような。よく言えば、純粋。ってやつ?トリックの方は、 ##犯人が何者かに陥れられたかのような状況を上手に作った。というところは##よくできてる。と思っ た。なるほどなるほど。


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2004/09/25更新