月光ゲーム Yの悲劇 ’88 MOONLIGHT GAME No.129
うーん。多分、再読。織田という姓で信長というあだなの先輩や、小百合が山を降りた動機などに、ぼーんやりと覚えがある。それに しても、哀しいラストだ。で、ルミが歩けたことに意味は?(01/11/18)
有栖川 有栖のページへ 作品名順一覧 けへ 読書日誌へ bk1 amazon
有栖川 有栖 昭和34年4月、大阪市に生まれる。昭和5 7年同志社大学法学部卒業。平成元年本書でデビュー。「孤島パズル」「双頭の悪魔」など著書多数。
創元推理文庫 M あ 2 1(東京創元社)414 01 文庫 1994年7月15日初版・1998年10月9日第18版 58 0円 カバー 辰巳四郎 解説 山前譲 献辞 カメレオンに捧ぐ 1989年1月東京創元社より刊行(bk1 amazon)
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々――江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない 事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込め られてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひ とりとキャンプ仲間が殺されていく……。いったい犯人は誰なのか?そして、現場に遺されたYの意味するものは何? 平成のエラリー・ クイーン=有栖川有栖の記念すべきデビュー長編。(P1)
極限状況下での不可解な連続殺人。全てのデータは提示された――と、フェアプレイで読者に挑戦する日本のクイーン、ここに登場! (巻末の文庫案内)
「本書は、閉ざされた空間で起こる連続殺人事件がメインテーマである。第一の死体の傍らにYと記されたダイイングメッセージが残さ れており、そこから『Yの悲劇’88』というきわめて魅力的な副題が生まれてくる。結末近くには型通りの読者への挑戦状が挿入されて おり、クイーン・タイプの謎解きミステリを愛する読者には(かく言う筆者はもとより)恰好の贈り物といえよう」鮎川哲也(裏表紙 )
『月光ゲーム』と言うだけあって、殺
人の原因となった動機が、88年にはどうだったかわからないけど、今となってはかなりファンタジック。それをいえば、舞台設定そのも
のが。だけど。なんか、そっちの方が、強烈で、このダイイング・メッセージの意味は忘れてしまった。なんだっけな。
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2004/09/25更新