幻想運河 No.120
主人公が書いた小説の着想がなかなかおもしろかった。ちょっとわかりにくい。おもしろいことはおもしろいんだけど。特に後半は、謎 解きが気になり一気に読みたくなる、オランダって国にあまり縁がなかったので、その描写もおもしろかった。(01/11/10)
有栖川 有栖のページへ 作品名順一覧 けへ 読書日誌へ bk1 amazon
有栖川 有栖 1959年大阪市生まれ。同志社大学法学部 卒業。在学中は同大推理小説研究会に所属。'89年に『月光ゲーム』で鮮烈でビューを飾る。講談社ノベルスには『マジックミラー』『4 6番目の密室』、国名シリーズの『ロシア紅茶の謎』『スウェーデン館の謎』『ブラジル蝶の謎』『英国庭園の謎』『ペルシャ猫の謎』が ある。(裏表紙見返し) 著者のことば 『幻想運河』は私の<裏ベストワン>なのだそうだ。 どうか、<裏>がつくところが怪しい、 と警戒なさらないように。私はいつものように歌っている。違って聞こえたら、それはマイクを通していない肉声だからかもしれない。 あなたの心に届くと信じる。(見返し)
まぎれものなく有栖川ミステリ裏ベストワン 講談社ノベルス アL−08(講談社) 新書 1999年10月5日第1刷 800円 ブックデザイン 熊谷博人 カバーデザイン 辰巳四郎 献辞 宏と 鏡恵さんへ 1996年4月実業之日本社より刊行(bk1 amazon) 2001年1月講談社 文庫(bk1 amazon)刊行
アムステルダムと大阪をめぐる詩美性あふれるミステリとロジックの急流!(巻末の最新刊紹介)
アムステルダムに居ついたシナリオライターの卵・恭司は、彼の地で発生したバラバラ殺人事件の渦中に巻きこまれてゆく……。全編に 乱舞する薔薇(ばら)のイメージ、アムステルダムと大阪、二つの水の 都をめぐる詩美性あふれるミステリとロジックの急流! まぎれもなく有栖川ミステリ裏ベストワン。(裏表紙 )
バラバラ殺人事件で薔薇のイメージな
んて、だじゃれみたいだ。『ペルシャ猫の謎』のあとがきで『マレー鉄道の
謎』というのが出るはずだったのに、出てない。というような記述があるが、『ペルシャ猫の謎』のあ
と、半年経って出たのは『幻想運河』。『マレー鉄道の謎』はどこへ?(2002年、講談社ノベルスより
刊行されました)
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2004/11/20更新