庭に孔雀くじゃく、裏には死体 Murder, with Peacocks No.930
設定が奇抜。なんと言っても、主人公がいきなり3人の花嫁のブライド・メイドをひと夏に務めることになっていて、てんやわんやして いる。風変わりな両親や親戚などは、イヴァノヴィッチの『気分はフルハウス』のドタバタのようだった。事件はうーん。まぁ。それでは 犯人は特定できないんじゃ…。とは思ったものの、演出的にありでしょう。途中からマイクルが気の毒(笑)になってくる展開でした 。(05/03/01)
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Donna Andrews ドナ・アンドリューズ ヴァージニア州ヨ ークタウン生まれ。ヴァージニア州立大学卒。1999年、メグ・ラングスロー・シリーズの第1作にあたる本書でデビュー。マリス・ド メスティック・コンテストの最優秀作、アガサ賞及びアンソニー賞の最優秀処女長篇賞を受賞し、一躍話題を集めた。シリーズは、第2作 となる Murder with Puffins がすでに発表されており、現在は三作目にあたる Revenge of the Wrought Iron Flamingos を執筆中。ヴァ ージニア州アーリントン在住。
ハヤカワ文庫 HM 246−1、HM ア 10 1(早川書房)4744 文庫 2001年4月16日初版・2003年6月15 日3刷 本体900円+税 訳 島村浩子 カバーイラスト 坂田靖子 カバーデザイン ハヤカワ・デザイン 1999
わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと 、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに……スーパー ウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、マリス・ドメスティック ・コンテスト受賞作。(裏表紙)
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2005/04/03更新