地球岬の殺人 No.87

朝比奈耕作シリーズ。このシリーズを読んで、人間関係の陰惨さにブルーにならずに済んだのは珍しい。白馬のジャンプ台と地球岬は行 ってみたいので、その辺に関する記述は嬉しかった。それにしても、木さんがお気の毒な作品でした。(01/10/08)

推理作家・朝比奈耕作シリーズ作品一覧へ 吉村 達也のページへ 作品名順一覧 ちへ 読書日誌へ bk1 amazon 地球岬アルバム


吉村 達也  1952年、東京都生まれ。一橋大学商学部卒 。ニッポン放送の制作編集現場から、扶桑社の書籍編集長を経て90年に専業作家に転向。推理・ホラーの他、独自の精神衛生本領域の著 作も手がける。本書巻末に全著作リスト収録。 著者のことば 地球岬は北海道室蘭市の南にある。すばらしく雄大な名前を持つその岬を 訪れたとき、まったく偶然にも年にたった二度だけ灯台を公開するその日にあたっていた。灯台より風の唸りを聞きながら遥か彼方に円弧 を描く紺碧の水平線を眺めたとき北海のうねりとともに新作のアイデアが押し寄せてきた。

ハルキノベルス よ 1−2(角川春樹事務所) 新書 1999年8月28日第1刷 838円 装幀 中原達治 取材旅ノート 地 球岬と室蘭 2000年10月ハルキ文庫刊行 (bk1 amazon

北海道室蘭市の南端にある地球岬―― 高校三年生の夏、寺西雅也はそこでバンド仲間の学友を殺した。彼の反抗だと露見しないまま十 四年と数ヶ月が過ぎ、寺西雅也は国内最高のCDセールスを記録するロックグループ、《ラ・テッラ・ブルゥ(青い地球)》のリーダーと して、絶大な人気を誇るカリスマへと成長していた。だが、時効成立間際になって、関係者が次々と謎の死を遂げた。彼らの成功物語の執 筆を委託された朝比奈耕作が、事件の謎を追う!(裏表紙)

全国を飛び回る職業にふさわしく?# #北海道・長野・名古屋(うぅ。この並びで行くと、愛知と書きたい…)と、事件も全国展開。それだけに、犯人 はまっちがいなく関係者。という感じだ。##朝比奈耕作は、「北斗星」にも「トワイライト・エクスプレス」にも乗ってるけど、 別にそれの後日談というわけではなく、飛行機で札幌へ降り立ち、洞爺湖や地球岬を巡っている。地球岬に行ったとき、トッカリショにも 行ったが、イタンキの浜が良かった。鳴き砂好き(別に嫌い!と表明するほどのものでもないと思うけど)なので、カンドーした。浜に降 りられる辺りが、湿っていたので、最初は鳴らなかったが、途中からキュキュっと鳴り出した。海も綺麗だったし。冬に行ったんで寒かっ たけど。寒いなかえんえんと歩いて、待ってもらってたタクシーの運ちゃんを呆れさせてしまった。ははは。ただ、地球岬に行ったときに 、この本は持っていかなかったので、吉村さんおすすめのラーメンは食べれなかった。残念。また、行くことがあれば是非チャレンジした い♪


著者名順一覧 よ 本棚    
2005/03/08更新