鉄輪かんなわ温泉殺人事件 No.56

志垣警部(今、この姓が一発で正しく変換されてびっくりした)と和久井刑事のシリーズ。温泉シリーズでもあるので、巻末の取材旅ノ ートもおもしろい。テーマは「地獄巡り」?ついでに能「鉄輪」についてもちょっと説明がある。(01/06/19)

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吉村 達也  1952年(昭和27年)東京生。1986年 『Kの悲劇』でデビュー。1990年より専業の推理&ホラー作家に。氷室想介や朝比奈耕作といったメインキャラクターに加え、警視庁 捜査一課の志垣警部と和久井刑事の二人が活躍する温泉殺人事件シリーズも人気赤マル急上昇中。(裏表紙見返し) 著者のことば カン ナワ温泉という名前を聞くのは初めて、という人も多いかもしれない。あの大メジャーな別府温泉と同じ別府市内にあり、その一角はモウ モウと湯煙に包まれている。そしてすぐそばにあるのが有名な『地獄めぐり』と呼ばれる噴泉。海地獄、血の池地獄、鬼山地獄、竜巻地獄 、かまど地獄など、その名もおどろおどろしい。 もちろん、本作にもその場所は登場する。今回は《輪廻転生》がひとつのテーマ。それ ゆえの地獄めぐりなのである。

書下ろし旅情推理 講談社ノベルス(講談社)ヨD−11 新書 1997年10月20日第1刷 760円 ブックデザイン 熊谷直 人 カバーデザイン 中原達治 地図製作 神北恵太 取材旅ノート 別府温泉鉄輪温泉と地獄めぐり 2001年1月講談社文庫として 刊行(bk1 amazon

能面死体が語る恐るべき過去の惨劇。真相を求め、別府へ飛ぶ志垣警部。(巻末の最新刊紹介)

東京荒川区のマンションで、背広を着て女の能面をかぶった男性の白骨化死体が見つかった。猟奇殺人の容疑者は姿を消した妻。二人が テレビのお見合い番組を通じて結婚したと知った志垣警部は、第二の容疑者を追って九州は別府の鉄輪(かん なわ)温泉へと飛ぶ。だが、彼を待っていたのは名所『地獄めぐり』での目を覆う惨劇!(裏表紙)

冒頭に、親にとんでもない?名前をつ けられて苦労する女の子が登場。大変だよなぁ。ところで、水沼神社って九州にある。大分だったかどうかは思い出せないけど 。


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2005/03/08更新