新幹線 秋田「こまち」殺人事件 A MURDER IN AKITA-KOMACHI No.138

誰もが認める美人の知り合いというのはいないので、(誰もが「かわいい」と認める女性の知り合いはたくさんいるが)そんな人がいた ら、周りでどんな反応が起こりうるのか。という考察はおもしろかった。生き難そうだな。わりきらないと。(01/11/28)

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吉村 達也  一九五二年東京生まれ。ニッポン放送ディレク ター、編成部プロデューサ―から扶桑社の書籍編集長を経て九〇年に専業の作家に。十五年近い会社勤めの経験は、独特のタッチをもった 短編ミステリーの世界にフルに活かされている。長編ミステリーとホラーの多彩な作品群については、本文巻末リストをごらんください 。

角川文庫 よ 10−19(角川書店)11504 文庫 平成12年5月25日初版 619円 カバーデザイン 亀海昌次 カバー 写真 真島満秀 口絵写真(ワイド) 諸河久 地図作成 潟Iフデザイン カバー 暁印刷 取材旅ノート 新幹線 秋田「こまち」・ 田沢湖・角館 ’97年8月刊のカドカワ・エンタテインメント(bk1 amazon)を文庫化

社員旅行の下見で田沢湖・角館方面へ出張扱いで出かけた経理部員の児玉千晶は、同行した営業課長に森閑とした渓谷で乱暴された。迷 いに迷ったあげく、千晶は意を決して、部長の財前初雄に事件を打ち明けるが、財前からは、逆にガードの甘さを叱責された上に、セクハ ラめいた言葉を浴びせられ侮辱される。1ヶ月後、その財前が秋田新幹線「こまち」の車内で毒殺され、千晶は犯人の疑いをかけられた。 レイプをきっかけに二重三重の苦しみに襲われた児玉千晶は、推理作家・朝比奈耕作とともに、真相解明のため秋田路の旅に出る――(表 紙)

顔見知りの男女間でレイプは成立するのか? 社員旅行の下見で田沢湖方面へ出張扱いで出かけた児玉千晶は、同行した営業課長に人け のない渓谷で乱暴された。千晶は上司の部長、財前初雄に事件を訴えるが、逆に財前からはきみのガードが甘いからだと叱責を受けたうえ に、セクハラめいた暴言を浴びせられる。 一ヵ月後、財前は秋田新幹線「こまち」の車内で毒殺され、千晶が犯人の疑いをかけられた。  レイプをきっかけに二重三重の苦しみに襲われた千晶を救うため、朝比奈耕作は彼女と共に真実を求めて秋田路の旅に出る。(裏表紙 )

どーーも、吉村達也のキャラクターの 印象が似てる。と思ったら、朝比奈耕作も氷室想介もまーなんて、女性にやさしーんでしょ。という点だったことをよーく気づかせてくれ る作品でした。乳頭温泉ってのは、ホントにいい温泉らしい。宿とか調べてると、高いし〜。格調とかって、書いてありそうだし〜。しか も、なんか、交通不便だし。(だからいい温泉ってわけじゃないけど。)えと、なかなか、読んでるとイライラします。結果的に、レイプ された、とすでに作品紹介に書いてあるので、それを前提に読んでくと、おいおいおい、なんだこの勘違い男は。ってのと、なんなんだ、 このオジョーサンは。三十だけど。大丈夫か?これで今まで無事に世間を渡って来れたのか?うそくさいキャラクターだなぁ…。ってのと で。会社のおっさんたちや、対応した警察官も困ったもんですが、まだ、一般論のニオイがする。でも、この当事者二人はぶっ飛んでます 。どっちも。まー、だから、事件になったわけだ。氷室想介シリーズ読んでる人には、多分なんとなく嬉しい、田丸警部の登場。ちょこっ とだけど。


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2005/03/08更新