「巴里パリの恋人」殺人事件 Au revoir, Robert
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吉村 達也 一九五二年生まれ。朝比奈耕作や氷室想介を主 人公とする本格推理、大ヒット中のホラー小説、洒脱な会社ミステリー、旅情あふれる温泉殺人事件シリーズ……等々、さまざまなタイプ の推理小説を書きつづける高品位量産型作家の著者が贈るワンナイトミステリーは、これまであまり省みられなかった中編推理というジャ ンルにスポットを当てた、まったく新しい着想のシリーズである。
ワンナイトミステリー@ 角川文庫 よ 10−51(角川書店)9764 文庫 平成7年8月25日初版 282円 表紙の言葉 さよならロベール〈フランス語〉 Robert DELAUNAY La Ville de Paris Mus.NAT.D’A RT MODERNE LAUROS−GIRAUDON カバー 亀海昌次 本文イラスト 宇野亜喜良 一枚の写真@ パリの思い出 ヴィーナスのお尻
初めての恋なのに、彼は死体になっていた! 鷲尾康太郎警部が謎を追う!(巻末)
地味な性格で友人もおらず、寂しいひとり暮らしのOL山添亜希子の留守番電話には、伝言が入っていた試しがない。メッセージ有りを 示す赤ランプの点滅が見たくて、亜希子は自分の留守TELに自分で伝言を吹き込む、むなしい一人二役の行為を繰り返していた。 とこ ろがある日、亜希子をデートに誘う謎の男の声がテープに録音されていた。不安と期待で胸が高鳴る。が、甘い夜を夢みてホテルに向かっ た彼女を待ち受けていたのは上司の物言わぬ死体だった! 〈書下し〉(裏表紙)
猫も杓子も携帯電話の昨今、亜希子の
設定も難しくなったなぁ。表紙の感じが変わっていて、書店で並んでいても目を引きました。当時。和紙っぽく凹凸のある表面で。1から
3までが同時刊行だったので、同じ様式の本が3冊横並び〜って時点で既にかなり目を引くし。1冊200円台(税抜き)ってのもすごい
。あ。考えてみると、物価あまり上がってないような気がしてたけど、本は着実にじりじりと上がってるな。最近のは400円台だし。ま
ぁ、ページ数も増えちゃって、ワン・ナイトっぽくなくなってきちゃってるけど。いや、ワン・ナイトはワン・ナイトでもお休み前の〜。
ってゆー気軽な感じじゃなく、「明日朝ツラいっす」って時間までかかりそうな厚さに変わってきちゃってる。この薄さ、この手軽さが魅
力でもあっただけに残念、かも。面白さが増えてるかも知れないけど。実験小説?bk1、Amazonとも表紙画像なし
。
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2005/03/08更新