宝島の惨劇 No.92
朝比奈耕作シリーズ。舞台は「宝島」一度は行ってみたいところだ。言葉遊びは好きなので、作中の「ひふみ祝詞」などは、おもしろか った。「惨劇シリーズ」となっており、最近読んだ朝比奈耕作シリーズモノに、「○○の惨劇」で、どーだこーだ。という記述がたくさんあ ったので、さぞかし、陰惨で、朝比奈耕作がダメージをうける事件が展開するんだろーな。と、思っていたら、そーでもなかった。どうや ら、それは、「惨劇の村5部作」というのがあるらしく、それが連作の大事件だったらしいことが、巻末の出版社の広告でわかった。どー でもいーけど。大事件の期待は裏切られたけど、これはこれで、おもしろかった。(01/10/??)
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吉村 達也 今回の「宝島」の取材は、ハブと船酔いと、ど こまでいっても追いかけてくる原稿の催促に脅やかされる旅だった。ハードな取材日程プラス執筆という過密スケジュールをこなす筆者の パワーに脱帽。写真は著者撮影。宝島最高峰イマキラ岳からの夕景。
書き下ろし長篇本格推理 「惨劇」シリーズ トクマノベルズ(徳間書店) 新書 1994年4月30日初刷 743円 カバーイラ スト 永田千秋 カバーデザイン 矢島高光 取材旅ノート 宝島 1998年1月徳間文庫として刊行(bk1 amazon)
日本にも宝島があった!港書房の編集者高木洋介が興奮した口調で推理作家・朝比奈耕作に伝えてきたのは、鹿児島県吐喝喇(とから)列島に実在する『宝島』にまつわる夢のような財宝伝説だった。三月前に死んだ民俗学者冠鳥一 二三(かんどりひふみ)の日記に書き残された文章――『ワレ、海賊キツドノ寶ヲ發見セリ』を発端 に、未亡人の冠鳥馨(かおる)を団長とする財宝発掘チームが大挙して宝島へ。朝比奈も取材で同行 するが、彼らを待ち受けていたのは、世にも猟奇的な連続殺人。しかも、その魔手は朝比奈自身にも!(見返し )
ハブって怖い。でも、人間の方がもっ
と怖いぞ〜。という話?宝島。旅心を誘う名前ざんす。惨劇シリーズ以前のものを尾車教授との往復書簡で飾った名残りなのか、エピロー
グ代わりに、手紙が挿入されている。ナニが一番現実離れしてて、逆に思わず笑ってしまいそうになったかって##鎧兜を着て移動する武士。ぶしぶし。##ヘンだ〜ファンタジーの世界かと思う。なんかをふっきたかのようにガ
ンガン作中で人が死ぬ。おいおいおい。とつぶやきたくなるくらい。 bk1、Amazonとも表紙画像なし。
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2005/03/08更新