「北斗の星」殺人事件 The "Hokuto no Hoshi" Murder Case No.169

トワイライト・エクスプレスの切符はなかなか取れないらしいので、北斗星に変えようかな〜。と思って読んでみた。こっちは、北海道 に着いてから事件が起こるので、あまり車内の様子がわからなかった。懐石はやめたほうがいいことしか。文中に「列車名+殺人事件とい うタイトルの推理小説の氾濫は、JRのイメージにふさわしくない、という意見を言う人がいるのだ」とあり、「朝比奈は、こういった公 共の列車で殺人事件を起こすときは、なるべくきれいにしたいと思っていた。」と、あったので、笑ってしまった。この何冊かあとに出た 「トワイライト・エクスプレス殺人事件」では、車内で人が惨殺されまくっていた。車内で殺人事件を避けるより、懐石料理の評判を下げ たことの方が、JR的には損では?それにしても、その後、北斗星の懐石料理は、値段に見合う料が出るようになったのだろうか?または 、質があがったのであろうか?気になる。(02/01/12)

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吉村 達也  1952年 東京都生まれ

徳間文庫 よ 6−3(徳間書店) 文庫 1994年3月15日初刷・1996年6月10日4刷 563円 カバーデザイン 亀海 昌次 カバー印刷 近代美術(株)取材旅ノート 寝台特急『北斗星』と旭岳 1991年12月徳間書店より刊行された『雪と魔術と殺 人と』(bk1 amazon)を改題、全面改稿

復讐は『北斗星』からはじまった。恐怖の一夜に驚愕の結末!(巻末の最新刊案内)

深夜の盛岡駅、寝台特急『北斗星』の窓から目撃した光景を皮切りに、一人の女性を恐怖が襲う! ソリに乗ってきた人間の首。闇に笑 う生首。吹雪の中で踊る首なし男。『人殺し』の文字を勝手に書き出す腕。隠された過去を霊視する男。――北海道の屋根・大雪山、雪嵐 に閉ざされたロッジで、その恐怖は頂点に! 身も凍る惨劇の果てに、読者仰天の大逆転が待ち受ける。朝比奈耕作シリーズ、第三弾。( 裏表紙)

確かに大逆転だ。確かに、##連続殺人とは書いてないな。確かに。ふむふむ。##これを読んだからって、「北斗星」に乗って北海道へ行こう !とは思わなかったな。うん。「トワイライト・エクスプレスの惨劇」とは、列車の中の描写の度合いが違うし、先に「トワイライト〜」 と読んだせいか、「北斗星」の食事はどーも、イマイチらしい。と植え付けられてしまったので。最近のパンフレットを読んだら、けっこ ううまそうだった。今度、列車で北海道へ行く気になったらこれもいーかも。東京から出るのはうざいけど。うん。##恐怖に襲われていたのは、一人の女性だけだったんだな。他の人(平田以外)には真相が知れてたんだから。## 細かいなー。bk1、Amazonとも表紙画像なし。


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2005/03/08更新