パーク・ライフ PARK LIFE No.932

収録作品  パーク・ライフ  flowers

ナントナク買ってみた芥川賞受賞作。東京の人間じゃないからよくわかんないなぁ。というところもあった。表題作がさらっとなら、も う1作はねちゃっって感じ。表紙も怖い。「公園のOB」って表現はなんだかステキ。と思いました。(05/03/03)

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吉田 修一  1968年生まれ。高校まで長崎で過ごし上京 。法政大学経営学部卒業。97年、「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が芥川賞候補作となる。その後も「破片」「グリ ーンピース」「Water」「突風」等の作品を次々と発表。2002年、『パレード』で山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127 回芥川賞を受賞。著書に『最後の息子』『熱帯魚』『日曜日たち』『東京湾景』『長崎乱楽坂』『ランドマーク』がある。

文春文庫 よ 19−3(文藝春秋) 2004年10月10日第1刷・2004年11月15日第3刷 本体390円+税 イラスト  寄藤文平 デザイン 大久保明子 2002年8月文言春秋より単行本(bk1 amazon)刊行

初出  「文學界」 パーク・ライフ(2002年6月号) flowers(1999年8月号)

東京の「今」を感じさせる人気作家の芥川賞受賞作 日比谷公園のベンチで、なにげなく見ていた恋が……(帯表紙側)

「何かが常に始まろうとしているが、まだ何も始まっていない」という、現代に特有の居心地の悪さと、不気味なユーモアと、ほんのわ ずかな、あるのかどうかさえはっきりしない希望のようなものを獲得することに成功している。 ………………… 村上 龍(芥川賞選評 より)(帯裏表紙側)

公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは 、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。日比谷公園を舞台に、 男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。(裏表紙)

スターバックスのいいところって、屋 内禁煙のところくらいだと思う。表紙は単行本のほうがいいと思うけどな。文庫のほうが目を引くけど。


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2005/03/08更新