陰陽師おんみょうじ 龍笛りゅうてきノ巻 No.61
5
収録作品 怪蛇 首 むしめづる姫 呼ぶ声の 飛仙
このシリーズ、すでに16年以上書かれているらしい。そーだったのか。最近読み始めたので、なんとなく、最近のシリーズだと思って た。へ〜。新たに、賀茂保憲もレギュラー入りだろうか。しかし、道満、晴明伝とのギャップがすごい。晴明もだけどさ。(03/08/14)
陰陽師シリーズ作品一覧へ 夢枕 獏のページへ 作品名順一覧 おへ 読書日誌へ bk1 amazon
夢枕 獏
文藝春秋 単行本 2002年1月15日第1刷 1,286円 装画・装幀 村上豊
初出 「オール讀物」 怪蛇(2000年7月号) 首(2000年11・12月号) むしめづる姫(2001年6月号) 呼ぶ声の(2001年4月号) 飛仙(2001年8月号)
呪(しゅ)に結ばれし者たちの運命やいかに。 若き陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅が都 の闇にはびこる悪鬼、怨霊と今、対峙する……。(帯)
「しかし、名を呼ばれて返事をしたのはまずかったな」 晴明は、杯を置いてつぶやいた。 「名を?」 博雅が訊く。 「たとえ名を 呼ばれても答えねば、呼ぶ声は風の音と同じ だが、呼ばれて答えれば、そこに縁(えん)という 呪(しゅ)が結ばれてしまう」 「呪か」 「呪だ」 「で、どうする。明日、伊成(これなり)の屋敷まで行ってくれるか」 「いや」 晴明は、小さく首を左右に振った。 「今夜ゆこう」 「よい のか」 (本文より)(帯)
「むしめづる姫」きれいにまとめてま
すな。「怪蛇」も。ものの本質ってなんだろうなぁ。
著者名順一覧 ゆ 本棚 上 中 下
2004/09/19更新